2千シリングに懸ける思い

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「今日はちょっと疲れました。」
と言った彼の言葉には、重みがあった。

先月、事務所の駐車場に車を駐車しきれなくなり、近所の有料駐車場に車を預けた時のことだ。車を預けた際に、料金は前払いで支払っているのに、数日後車を取りに行ったら、タイヤの空気が抜かれていて、料金を支払わないと車を出させないとのこと。

いちいち私がやっていたら、人を雇っている意味もないし、彼の経験にもなると思い、当時働いていた日本人の新人君にその対応をやってもらうことにした。事務所から違う車のスペア・タイヤを担いで行って、駐車場で散々言い合いをして、1時間くらいして帰ってきた。新人君だけでは手に負えそうにないと判断し、もう一人ウガンダ人社員も追加で導入したが、事態に変化が見られずだった。

今回、不条理ながら駐車料金を二重払いしたのだが、二回目の請求は2千シリング、約133円である。133円のために、彼らはタイヤの空気を抜いて、車を動かせないようにして、うちの社員と1時間以上も言い合いをした。

こういう訳の分からないことは、ウガンダに限らずアフリカではどこでもある。しかし、大体のことはお金で解決できることが殆どなのも、その特徴だ。しかも、その金額がとても安かったりすると、怒りと拍子抜けが同時に訪れる。

彼らの2千シリングに懸ける想い。これに打ち勝つのは容易ではない。

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