ウガンダ15年 94年の様子

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1994年のウガンダの様子を一言で言い表すと、内戦が終わってたった8年目の国だったんだな、というところです。とても漠然としていますが、それを昨年ルワンダに行って認識しました。

街が未だ出来上がっていない、インフラが揃っていない、十分なお店がない、人間が洗練されていない、政府機関も整備されていなくて、制度も確立していなくて人材もいなくて、そのひとつずつが内戦の傷跡だったのかもしれません。

街中に、新しいビルが時折建っているものの、その間には1950-60年代に建てられただろう古いビルや廃墟となったビルが、その間に残っていました。市場は地面が土で、晴れると埃がまい、雨が降るとぬかるんで滑りました。

お店は殆どがウガンダ人の個人商店ばかりで定価がなく、相場を知らないと何倍の値段から交渉が始まり、売っているものも子供だましのような質の低いものしかありませんでした。今ほど渋滞はひどくありませんでしたが、路上にいる警官がよく車を止めて賄賂を取っていました。

1966年に始まる20年間の混乱期を経て、社会全体のモラルがなくなり、平和が戻った後も無政府・無秩序状態の意識が強く残されていた、そういう状態にあったのだと思います。

最近のウガンダだけを知っている人は、今でもそのままではないかと思われるかもしれませんが、間違いなく大きな進歩をしています。次からは、その過程を少しずつ書いてみようと思います。

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