「アボカド・カチ」
アボカドを買う時に、私が良く使う言葉だ。カチというのは、ガンダ語で「今」という意味。
食べ物の味にはあまり関心のなさそうなウガンダ人。アボガドの食べ時期には、結構細かい。彼らの判断では、アボカドがおいしいのは1日しかないようだ。
市場に行って、お店にはたくさんのアボカドが並んでいるのに、「アボカドはない。」と言われることがある。正確に言うと、「今日おいしく食べられるアボカドはない。」という意味だ。「どうしても」と言うと、「これがあるけど、明日まで食べられないよ。」と。これは明日のアボカド、これは明後日のアボカド、と売り手の中で決まっているようだ。
食べ時期は、アボカドを手で握って、その柔らかさで判断するようだ。あんまり握ると果肉が崩れるからやめて、と思うのだが、そうして判断してもらったほうが、失敗なくおいしいものが食べられる。
私が一番おいしいと思うアボカドは、包丁を使わずに指で皮がペロッと剥けるくらいに熟れているもの。切ってお皿に乗せられないくらい柔らかいので、皮を剥いたアボカドをそのまま齧る。
「アボカド・カチ」は翌日には変色して食べられない状態になっていることが多いので、要注意。