ウガンダの常識 手書き

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私もそうなのだが、ウガンダ人の手書きは読みにくいことが多い。

明らかに人に読んでもらうように書いたものではなく、全く読解不能なこともある。これが領収書であると日本の会社に領収書として却下されて、自腹を切る羽目になり、郵便物の発送書類だと日本の郵便局に読解不明のため追跡不可能といわれ、再発送になる。

でも、それをどうしても読解しないといけない時に、どうするか。私の答えは、賢そうなウガンダ人に診て貰う、だ。彼らの想像力を駆使して、ミミズのような文字を解読してくれる。言われていると、確かにそのような筆の動きで、文脈も合う。その想像力に、毎回驚かされる。

ある日、知人からアフリカ人のサッカーのパスについての話を聞いて、この謎が解けた。

アフリカのサッカー選手はパスに正確さがないので、ヨーロッパの選手がそれを受けられない。それに対して、アフリカの選手は相手のパスが正確でないことを前提にサッカーをしているので、それを受け取ることが出来る。ヨーロッパの選手に言わせてみれば、最初から正確なパスを出してくれれば、そんな努力をする必要はないのだろう。

ここで手書きの話に戻るが、日本では読めないような字を書く人は極めて少ない、且つ読めない場合は、読めないような字を書いたほうが悪いとなるので、書き直しを命じることが出来る。だから、読めない字を一生懸命読もうと努力をしたことがとても少ないのではないだろうか。

しないほうが良い努力ではあるが、ちゃんとその成果はあるようだ。

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