「こちらが、XXさんです。」「あそこにいるのが、XXさんよ。」
手のひらなり、手の指でその人指すのが、一般的な動作だと思う。日本以外の国でも同じ動作をする国が多いのではないだろうか。
もし、この会話がウガンダ人によって行われた場合はどうなるだろう。
正解は、その人のいる方向を向いて、唇を尖らせて、その人に目線を合わせて、あごを上げる、だろう。そして、あごを上げるタイミングで心の中で、「ンー」と発音する感じだ。これが一般的なウガンダでの人の指し方だ。唇が開いていることがあれば、閉じていることもある。
警察署で被害者が誰が犯人かと問われたのであれば、怒りの面持ちをして唇で人を指し、子供のたくさんいるところで、お母さんにあなたのお子さんは問えば、優しい面持ちをして唇で人を指す。
一瞬、この人は何をしているのかしらと、見入ってしまいそうだが、その人は人を指している。人の指し方にも表情があって面白い。