ウガンダの新聞 反同性愛法案

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http://www.newvision.co.ug/D/8/12/697859
2009年10月14日のニュービジョン。反同性愛法案(Anti Homosexually Bill 2009)が国会にかけられた翌日の新聞。未だ、騒ぎになる前です。

http://www.newvision.co.ug/D/8/12/706894
2010年01月12日のニュービジョン。ムセベニ大統領が、この法案は外交問題であるため、注意をするよう呼びかけたようです。カナダの首相、英国首相のゴードン・ブラウン、米国務長官のヒラリー・クリントンからこの法案に関しての質問を受けたとあります。大統領は、我々の価値観、立場、歴史、社会性があるが、パートナーの意見も聞く必要があるというような発言も書かれています。

http://www.newvision.co.ug/D/8/12/707661
2010年01月20日のニュービジョン。国会で、反同性愛法案の議論がされたとのこと。西洋からの援助が打ち切りになる恐れ、価値観の独立性などについても話されたようです。最後に、1950年のパネルコードと1995年の憲法にて、ウガンダでは同性愛が非合法化されているとありますが、実際に現在でもウガンダでは同性愛は違法です。

http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012101000557.html
そして、日本語の新聞の記事にもなっていました。

http://www.guardian.co.uk/world/2010/jan/15/un-human-rights-uganda-gay-legislation
西洋諸国だけでなく、国連もこの法案には反対しているようです。

自らの法律を自らの価値観において作るという自由さえアフリカにはないようです。明らかな内政干渉なのに、援助を傘にされてそう主張できない背景があるのでしょう。アフリカ諸国がなかなか自立できない理由は、その環境にもあるようです。個人的には、人に迷惑をかけなければホモでも良いではないかと思いつつも、ある特定の社会や国家独自の価値観が尊重されていないという事実には閉口してしまいます。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100121-OYT1T01033.htm?from=main4
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20100120-OYT8T00334.htm
それに対して、我が道を行くのが中国。他者の価値観なんてお構いなしで、自国の価値観を推し進めているようです。「アバター」を見せずに「孔子」を見せて、グーグルに社会的責任を問う、こんなことは日本には絶対出来ないでしょう。現在の社会の構図を書き換えるのは、わが祖国日本ではなく、中国になるのでしょうか。

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