ウガンダ15年 アイスクリーム

Pocket

1994年当時ウガンダにはアイスクリーム屋が2件ありました。

フィドディドとビンボー・アイスクリームの二つで、フィドディドはオーナーがインド人、ビンボー・アイスクリームはウガンダ人がオーナーでした。

ウガンダ人に連れられて、よくビンボー・アイスクリームに行きました。ビンボー・アイスクリームの椅子は、細い鉄の棒を溶接しただけのもので、当時アイスクリームを食べられるような裕福で恰幅の良いウガンダ人のお尻には良かったのでしょうが、私のように骨の方が多い人間には居心地が悪くて仕方ありませんでした。いつビンボー・アイスクリームがなくなったかを憶えていませんが、インド資本との競争は厳しかったのでしょう。

因みに、このビンボー・アイスクリームのオーナーは、当時軽飛行機のチャーターの会社もやっていました。飛行機の事故もありその会社はなくなりますが、その後彼は国会議員になり、最後副大臣にまでなりました。副大臣の頃の汚職が発覚し、最近はあまり名前を聞かなくなりました。何度が会うことがあり、頭も良くて嗅覚のある人という印象を受けました。実際に先見性のある人のようでしたが、、、。

一方、フィドディドは今でもアイスクリームを販売していて、自社のアイスクリーム屋さんもありますが、スーパーに卸すのがメインのようです。その後、アメリカ人がチッパー・アイスクリームというのを始めて、スーパーには卸さずに、自社のアイスクリーム屋で販売していました。ここのアイスクリームは、まあまあおいしかったのを憶えています。しかし、ここも採算が合わなかったようで、4-5年前になくなりました。

今は、この2社以外のアイスクリームもたくさんあります。スーパーの冷凍庫に並ぶアイスクリーム、以前は輸入ものばかりだったのに、最近はウガンダ製の物の方が多くなったように思います。しかし、もう少し安くて、もう少しおいしければなという感じで、あまりウガンダ製のアイスクリームは食べていません。

電気の普及率などを考えると、アイスクリームはまだまだ贅沢品で購買者数が少ないのか、ウガンダ製のおいしいアイスクリームが出来るのには、もう少し時間がかかるのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です