南スーダン ジュバ空港

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また、南スーダンのジュバ空港に着いた。

空港での到着ビザは発行されなくなったとの情報を聞いていたのだが、実際にはビザのカウンターがあり、ビザを発行していた。到着ビザが取れるか取れないかは国籍次第で、日本人は駄目らしい。

先にイミグレに並ぶか、先に預け荷物を受け取るか、迷う。まだ、預け荷物を運ぶ耕耘機が見えてこないし、イミグレの列もさほど長くないので、先にイミグレのスタンプをもらうことにした。あと2名のところで、イミグレの係員が席を外した。しばらく戻ってこないのであれば、また他の列に並び直しだ。私の前にいた白髪の白人男性は、振り向いて笑った。人は諦めが付くと、笑うようになっているのかもしれない。それを見ていた隣の列の人にお辞儀をして、隣の列に横入りさせてもらった。

イミグレで並んでいる人で黒人以外が占める割合は、3分の1くらいだろうか。その国の性質が、その国にいる・来る外国人に反映されるというのは私の持論で、同じインド人でもウガンダ、タンザニア、南アフリカでは、それぞれ明らかに違った雰囲気をしていて、その国お国柄が反映されている。それは、南スーダンでも見事に的中していると思った。少し失礼かもしれないが、この国に来る外国人はやや清潔感にかけていて、気が強そうで、目付きがきつい傾向があって、明らかに人相の悪い人も時々見かける。

そんなことを考えているうちに、イミグレの順番がやってきた。パスポートを渡す時になって気付いたのだが、早く並んで割り込みをブロックすることばかり考えていて、入国カードも記入しまいまま列に並んでいた。イミグレの担当員は、私に「パスポート」と言い、それはパスポートのみだけを提出しなさいとの意味だと分かった。周りを良く見てみると、私以外の皆も誰も入国カードは持っていなかった。要するに、空港に入国カードがなかった。パスポートに印鑑を押してもらえれば、入国はできる。この日の入国者数は記録が残らない。だから、一事が万事アフリカのデータは信用してはいけない。

スタンプを押してもらった後に、預け荷物の受け取りをする。ベルト・コンベアはないので、係員が耕耘機からカバンを下して床に並べるのだが、そこに列をなさずに皆が群がってくるので、床にカバンを置くのも大変そうだ。私のカバンはなかなか出てこない。私の前に2-3名いるので、前が見にくい。私のカバンが出てきた。私のカバンに手を伸ばした人がいたので、その人を睨んだ。その人は「この下に私のカバンがある。」言った。

ジュバの空港にはX線の機械がないので、軍服を着た係員にカバンを開けて見せて、危険物のチェックをする。えらく背の高い係員にカバンの中身を見せて、ようやく入国した。

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