不思議の国ブルンジ、6回目。今回はある木彫り職人の紹介です。
アフリカの木彫りのみやげ物は全般的に、キリンだのサイだのありきたりのデザインで、且つ彫刻の具合は大雑把という感じのものが多いのですが、ブルンジでキメが細かく、独創性のある彫刻に出会いました。
これらの作品を作っているのは、ブルンジ人のバーナード・ビゲンダコさんで、学生時代にイタリア人から木彫りの技術を学び、ベルギーでも技術訓練を受けているとのこと。ただ、技術力という土台の上で体現化された独創性というべきでしょうか。アフリカではあまり見ることのない、独創性と技術力の高い作品と感じました。
ブルンジの大統領が外遊先で差し上げるお土産も、バーナード・ビゲンダコさんが作っているらしく、外遊前に注文が入るのだとか。
一目で彼の作品と分かる強い個性。みやげ物はとにかく模倣品が多い特徴がありますが、この作品は難しくてなかなか模倣品は出てこないのかもしれません。これからも、バーナードさんが独創性ある作品をもっと作ってくれると良いなと思いました。