2014年ウガンダ国勢調査 電気水編

Pocket

2014年の国勢調査の結果、今日を最後にします。

1. 灯り
種類/地方/都市/全体 (2002年の全体)
電線の電気/5.1%/47.7%/15.5% (7.8%)
その他の電気/5.2%/3.7%/4.9% (データなし)
軽油/70.8%/34.1%/61.5% (85.6%)
その他/26.2%/22.7%/25.3% 
電線が通じているのが15%、ソーラーパネルや電池で5%、電気系の灯りのつく家は船体の20%です。何がその他に属するのか分かりませんが、25%と多いのが気になります。

2. 調理の火の種類
種類/地方/都市/全体 (2002年の全体)
電気系/1.2%/4.4%/1.9% (0.8%)
ガス/0.5%/2.3%/0.9% (0.2%)
木炭/11.8%/58.2%/22.9% (15.4%)
薪/85.2%/31%/71.2% (81.6%)
電気は2倍とガスは4倍以上に増えているものの、全体の割合としては少量で、都市部は木炭、地方は薪が主流ということのようです。  

3.飲み水の水源
種類/地方/都市/全体
水道/9.1%/51.9%/19.5%
井戸/38.5%/18%/33.5%
管理された湧水/17.6%/13.5%/16.6%
管理されていない湧水/33.5%/16%/28.8%
水道の普及率が2割、以前のデータの記載がなかったのですが、だいぶ増えているはずです。

4. 水源までの距離
種類/地方/都市/全体
自宅内/19.9%/54.7%/28.4%
0.5キロ以内/13.5%/13.7%/13.6%
0.5-1キロ/34.9%/20.6%/31.4%
1-3キロ/24.8%/9.1%/21%
3-5キロ/4.8%/1.3%/4%
自宅の敷地内で水が出るは、約3割。水道といっても、共同のもので少し歩いく必要があったりします。

5.海外出稼ぎ
地方/都市/全体
16.2%/21.8%/17.6%
アフリカは、どこの国も海外への出稼ぎが多いのですが、国全体では18%、都市部では22%の世帯が国外からの送金を受け取っているようです。国内の産業の発展の度合いと、国の発展の度合いがどう見ても比例しているように見えないのは、国家予算の援助比率と出稼ぎが背景にあるようです。お金を生み出す生産は国外で行われ、その消費は国内で行われているということになります。

6. 主要情報源
種類/2002年/2014年
  ラジオ/49.2%/55.2%
  口頭/47.8%/19.7%
  テレビ/0.6%/7.2%
  電話/0.7%/0.4%
  インターネット/0.6%/7.3%
  インターネットの比率が10倍以上になっており、アフリカでも少しネット化が進んだようです。安いスマートフォンや3G 回線の普及が背景にあると思われます。それに対し、電話も含め口頭による情報入手は減っており、識字率の影響もあるのでしょうか。その中で、ラジオが増えているのは、地方局のラジオが増えたのが理由なのでしょうが、ラジオは本当に根強い媒体であることを感じました。

半分、自分の勉強と忘備録のために書きました。お終い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です