こぼれ話 つば セキュリティー 子供

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つば
ある宿泊施設に泊まっていて、受付けの女性は若くて可愛らしい感じの人だった。チェックアウトの際に、彼女に諸々の代金を払ったものの、ホテルの書式の領収書がないと言う。急ぐので、どんな紙でも良いので、とにかくお金を受け取ったことを書いて欲しいと伝えた。彼女はコピー用紙に、受け取った金額と日付などを書いて仮領収書を作った。紙の3分の2は余白だったので、彼女はその部分を切り取ろうとした。表からと裏からと紙に2回折り目を付けた後、彼女は折り目に舌で唾液をつけて、紙が唾液でふやけたところで紙を破り、笑顔で3分の1の部分を私にくれた。受け取るべきかためらった。
感想:なんぼなんでも無理だと思った。不衛生なものを触る時、私は脊髄を中心に体が冷え込み、気が遠のくのを知らないのか、と思った。

セキュリティーチェック
ショッピングモールに入る時に、金属探知機で身体検査を受けた。探知機がピーピーと音を立てて、私のズボンのポケットに硬貨が入っていることを見付けたので、ポケットに手を入れ硬貨を取り出そうとした。その時、警備員が上体をあげようと金属探知機を振り上げたのが、硬貨を取り出そうとする私の肘の内側にカツンと当たり、片腕にビリッと電気が走った。とても痛かったことを伝え、それを理由に彼に硬貨を見せることを拒んだ。
感想:ええ加減にせい、と思った。

子供
ショッピングモール内のスロープをゆっくりと歩いて登っていた。少し距離があるが、後ろには小学校高学年と思われる男の子が一人で歩いていた。少し早足で歩いている感じだった。踊り場に着いたところで、男の子が私に追いついて、挨拶をしてきた。そして、彼は私に彼の名前を知っているかと聞いた。知らなかったので、私は知らないと答え、彼は自分の名前はxxだと言った。数歩歩いたところで、彼はさよならを言って、方向を変えて消えて行った。
感想:お前の名前なんか知らんわい、このガキンチョロが、と思った。

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