オンライン面接

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12月に入って欠員が出てしまい、この年の瀬に求人活動をしている。

見知らぬ人との接触を減らす、求職者の移動の負担を減らすなどの理由で、カンパラ在住の求職者に対しても、1次面接はオンラインで行うことにした。求職者に会社までの道案内をする必要がなくなり、遅刻する人もなぜか1時間前に到着してしまう人もいなくなる。WhatsAppという当地で誰もが普段から使っている携帯ソフトを使うので、設備的な費用もかからず、かかるデータ通信費も交通費よりも安いくらいだ。

そもそも面接で相手を触ることなぞないのだが、本人という実物に会うことがなく、実物を見て、同じ空間を共有することないままの面接は如何なものかと心配もしつつ、数名の面接を始めた。

感想としては、オンライン面接はとても有効だった。日本のような先進国はともかくウガンダのような後進国でも、なんの準備もなくこんな簡単にビデオ通話ができることが信じられない。面接中に携帯のバッテリーが切れてしまう人がいたり、通信状況が悪く2度も3度も聞きなおして、更に一旦通話を切ってかけ直すというのを繰り返したりというトラブルがありつつも、求職者が移動に費やしていた時間や事務所に来てもらうのに我々が費やしていた手間を比べると、圧倒的にオンラインの方がお互いに負担なく面接を行うことができる。

コロナ明けにはまだまだ時間がかかり、それまでにいろんなことが起きるだろうから、コロナ後の社会を想像するのは難しいのだろうが、コロナの存在と技術の進化の二つがセットになってすごい速度で社会を変えていくのだろうか。変化を予測できるか、変化に付いていけるのか、大きな試練が待っていることは間違いなさそうだ。
 

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