ウガンダも今日、新年を迎えました。今年も新年の花火はありませんでした。
昨晩、大晦日の夜に大統領から発表があり、昨年から続いていたロックダウンが解除されることになりました。1月10日から全ての学校が再開され、1月24日から夜間外出禁止令がなくなり、レストランの営業時間の規制がなくなり、映画館も再開されます。乗り合いバスは、乗客のワクチン接種を条件に満席の乗車が認められます。
ロックダウンが始まったのは2020年3月下旬だったので、1年10ヶ月ぶりに平常の生活に戻ることになりました。ただ、この規制緩和には条件があり、ICUの占有率が50%になったら、再度規制を見直すようです。幸い、今のところウガンダはオミクロンの影響はあまり出ておらず、このまま事態が終息し、ロックダウンが再発令されないことを願うばかりです。
今まで、コロナの影響が比較的小さかったアフリカですが、デルタ株は相性が悪かったのが、多くの患者や死者が発生し、2021年6月8日から県をまたぐ移動が禁止され、更に6月18日からは私用車、公共交通機関全てが禁止されるトータルロックダウンが始まりました。それは7月末に解除されましたが、夜間外出禁止令やレストランの影響時間の規制は解除されないままでした。
コロナ禍、収入は減ったけれど、外出の機会が減り無駄遣いも減っていた人も多いと思うのですが、夜間の移動ができるようになって、無駄遣いの機会が増えてしまうのと、19時までに帰宅を済ませるという規則正しい生活が終わってしまうのは少しもったいないように思います。門限が19時という小学生並みの生活が2年近く続きましたが、家族と過ごす時間が増えるという利点もありました。
15歳以下が人口の5割を占めるウガンダで、全ての教育が再開することは大きな意味があります。2020年の3月下旬に全ての教育機関が休校となり、同年の10月に小中高それぞれの最終学年のみ授業を再開し、その後、学年毎に学期の時期をずらす形で、一度に学校に行ける生徒数を制限しつつ、授業を再開していたのですが、それも2021年6月のデルタ株の流行が理由で全面的に休校になっていました。
我が家の場合、次男と次女が2020年3月にそれぞれ1学期の途中で休校になりました。次男は中学の最終学年だったため、2020年10月から11月に2学期、2021年2月から3月に3学期を済ませましたが、次女は2020年はそれから一度も学校に行く機会がなく、2021年5月に再度学校に戻ったのですが、デルタ株流行の影響で学期が始まってわずか2週間ほどで休校になってしまいました。
なので、次女の場合、ほぼ2年ぶりの学校再会です。今まで勉強したことをかなり忘れているのは間違いないでしょう。また、学校の先生にとっても久し振りの授業です。学校が始まっても当初の混乱は避けられないと思います。
また、コロナ禍で親の収入が減って、授業料が払えない子供たち、コロナ禍に働き始めて意図せず社会人になり、事実上の中退になってしまうだろう子供たちも多くいることでしょう。
ということで、1月10日に学校が再開、24日に夜間外出禁止令がなくなり、コロナ前の生活にだいぶん戻るわけですが、喜びよりも不安の方を強く感じています。このコロナ騒動は一筋縄ではいかないでしょうから、今年もいろいろ起きると思いますが、変化を恐れず、変化に対応していくしかないと思っています。2022年はきっといい年になるだろうと、楽観的にそう思っています。