末女、学校復帰

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昨日1月27日、やっと末女が学校に戻った。

 

約2年間続いたロックダウンが解除され、2月10日から約2年ぶりに学校の全面再開が許可された。再開の準備の関係か、学校によって再開日はまちまちだが、次男の学校は1月14日に末女の学校は18日に再開予定だった。

 

次男は予定通り14日に学校に戻った。彼はロックダウン中も2学期、学校に行っている。1学期分の文房具と寮生活用の日用品の買い物を済ませ、いつも通り準備をして予定通りに学校に戻った。

 

問題は末女である。この2年間ほとんど学校に行っていない。そして、なかなか学校再開の準備をしないなと思っていたら、前日17日になって、行っていたA学校に戻りたくないと言い出した。話を聞くと、確かに学校の運営に問題があり、なんでそんな大切な話を学期始まりの前日にするのかと思ったが、その環境に彼女を戻すのは良くないだろうと思える内容だった。そこで、上の3人が行ったB学校に転校させることを話し合ったのだが、本人はB学校が嫌で、自分が小学校で行ったC学校の中等部に行きたいとのこと。C学校の小学校は成績が良いことで知られているが、中等部(セカンダリースクール)はさほどでもない。

 

そもそも末女が上の3人と同じB学校に行かなかった理由は、その学校が厳しいスパルタ教育を施すことを兄や姉から聞いていたからで、本人の意見も尊重しつつ、上の3人とは違うA学校を選んだのだが、その選択は良くなかったという結果になってしまった。

 

慌てて転校の続きを始め、上の3人の実績もあり、B学校への転校が認められた。問題は末女本人である。それでもB学校に行きたくないという。理由を聞いたら、選択できる科目の制約があるなどそれらしいことを話していたが、仲の良い友達がC学校にいるというのがいうのが本当の理由のようだ。B学校はウガンダで5本の指に入る有名私立で進学率も高いことで知られていて、志願者は多いが、学費もそれなりなので、人によっては行きたくても行けないような学校である。

 

父である私はわざわざその学校の学費を支払うと言っていて、もっと早く言えば良いのに、前日になって急に転校の話しを始めて、そのために慌ててA学校にもB学校にも行って転校手続きをしようとしているのに、いつまでもB学校に行きたくないという末女。

 

行きたくなければ、中学も高校も行かずにずっと家に居ろ、なんで親が子供に学校に行くことをお願いしないといけないのか、行きたくても学校に行けない子供は日本にもウガンダにもいくらでもいるのだ、と本人に伝えることなく憤っていたが、最終的に末女はB学校に行くことに同意した。しかも、本望ではないという、おまけ付きである。

 

4人兄弟の一番下で、生まれた時から常に上の3人に面倒を見てもらい、決して親馬鹿ではなく外見が可愛い子なので、きっとあちこちで特別扱いを受けて育っただろう彼女がスパルタ式の学校に耐えられるか、学力がより高い学校への転校なので、授業についていけるかなど心配に思うことは多いが、これくらいの年齢で甘い環境に身を置くことは本人の将来のためにならず、厳しい環境で鍛えてもらった方が良いと思っての選択だった。新しい環境に慣れてくれるか、遠くで心配する日が続きそうだ。

 

 

 

 

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