ウガンダの首都、カンパラで渋滞が激減しています。
上が6月29日(水)朝8時半の渋滞の状況。情報源はGoogle Mapsです。本来であれば、通勤ラッシュの時間帯でそこらじゅうで渋滞している時間帯なのですが、赤の部分が殆どありません。
下は、7月4日(月)の朝8時半。月曜の朝で若干渋滞が多いものの、殆どないと言って良いレベルです。
私自身、先週、娘の買い物で夕方17時くらいに移動したのですが、帰宅ラッシュの時間帯であるにもかかわらず、一切渋滞がなく、街中がガラガラでした。渋滞で移動に30分から1時間くらいは覚悟していたのですが、10分ほど着いて拍子抜けするくらいでした。
渋滞がほぼなくなっている理由というか原因は、燃料代の高騰です。
上は、2月19日に撮った写真で、ディーゼルがリッター4,330シリング(約1.20ドル)、ガソリンが5,090シリング(約1.41ドル)。下は、7月2日に撮影した写真で、ディーゼルがリッター6,050シリング(約1.68ドル)、ガソリンが6,180シリング(約1.71ドル)。
上の2月19日の写真を撮った時も、燃料代が高騰しているなと思って撮ったのですが、下記の4月13日付けの記事によると、昨年のディーゼルの値段がリッター3,500シリング(約0.97ドル)、ガソリンが4,700シリング(約1.30ドル)です。
https://www.newvision.co.ug/category/news/fuel-prices-taxi-operators-want-to-increase-f-131628
為替レートの変動を加味せずに、シリング建てで比較すると、ディーゼルが1.7倍、ガソリンが1.3倍です。
渋滞を減らすには、燃料代を上げれば良いのかと感心している場合ではなく、これだけ人や物の動きが減ると経済への影響も大きいだろうなと心配に思うのと、燃料代の変動でここまで移動が減ってしまうとは、やはりウガンダの経済基盤は決して強くないな、などなど考えさせられました。
この燃料代の問題も直ぐには収まらないでしょうから、もう少しこの厳しい状態が続きそうです。