私は今まで多くのアフリカの国に行き多くの空港を利用してきたが、シオラレオネのフリータウン国際空港は間違いなくチェックインがもっとも大変な空港だった。
首都のフリータウンとランギ地区にあるフリータウン空港がかなり離れていて、ボートであれば45分、車であれば3-4時間移動にかかる。ボートでの移動が一般的な移動方法とのことで、今回はボートを使った。時系列に何がどうなったかを書いてみる。
13時30分 ホテルで待機
1名はケニア航空(KQ)18時30分、もう1名はエール・フランス20時45分の便を利用するにもかかわらず、ホテルの出発時刻は同じ。1名は飛行機の出発時刻の5時間前、もう1名は7時間以上前にホテルを出発することになった。因みに、この出発時間を決めたのは、ボート会社。今回、空港送迎はホテルに依頼した。
14時00分 出迎えの車両が到着
30分も遅れて空港送迎の車両がやってきた。運転手とアシスタントの二人で迎えに来てくれたが、とにかく彼らのお喋りがうるさかった。アバディーンという港まで送ってくれる。所要時間は15分ほど。
14時15分 首都側ボート乗り場到着
ボート乗り場に着くが、車を駐車する場所が悪いと、運転手が港の職員から怒られ続け、なかなか車から降りることができない。中に入って、スーツケースのボート会社に預け、タグをもらう。ホテルが事前に手配してくれていたからか、チケット売り場に並ぶ必要はなかった。チケット売り場で延々と待たされている人もいたので、ホテルに依頼しておいて良かった。
ボート会社の職員がVIPの待合室に案内してくれた。エアコンが効いていて、人も少ないのでゆっくりできる。ボート内でもVIP席に乗れるだろうと思った。利用する航空会社別にボートに乗り込むのだが、なぜかエアフラ便の利用者の方が、KQ便の利用者よりも先のボートだった。船着き場での待ち時間は1時間半、出発が遅れたことを考えると本来なら2時間の待ち時間。なぜ、こんなに早くボート乗り場に連れてきたのかは不明。
15時45分 首都側ボート乗り場出発
20名乗りくらいのボートに乗る。かなり狭い。隣の席の女性が別れの電話をかけて泣き出し、通路を挟んで向かい側には、ボートに乗るのが怖い人がいて、その人を皆で励ますので、とにかくうるさかった。波が穏やかで船はあまり揺れなかったが、後部座席の男性は何度も顔に波が直撃し往生していた。
16時05分 空港側ボート乗り場到着、ペリカン・ターミナル
空港側の船着き場は近代的なのだろうと思っていたが、そんなことはなく、ヤシの木が生い茂る砂浜から突き出た桟橋と待合室の屋根があるだけ。ここに船を着けて、降りる。で、バス乗り場まで1-2分歩く。そして、マイクロバスに乗って空港へ移動。
バスに乗ったら、先に出発したエアフラ便の利用者がそのバスにいた。おそらく偶然か不手際であって、ボート会社が意図的に知り合い同士だからという理由でバスを一緒にしてくれた訳ではないと思う。
送迎車が遅れ、港では延々と待たされ、船内も大変だったが、やっと空港に着いた。続く。