娘との買い物

Pocket

家の近くのショッピング・モールに食事に行ったところ、いくつかのお店がブラック・フライデーの安売りをやっていて、半額の商品もあったので、服屋に入って、結局割引の対象でない服を買ったのだが、子供服も売っているお店もあったので、この機会に子供に服を買わせようと思い、翌日娘二人を連れて、そのショッピング・モールに再度行った。

私が目星を付けておいた服屋に娘を連れて行き、二人に一人当りの予算を伝え、集合時間を決めた。末女が45分というので、それまでお父さんはモール内をうろちょろすることにした。モール内には飲食店もあるので、飲み物でも頼んで座って時間を潰そうかとも思ったが、せっかくなので、どんなお店があるかぶらぶらと歩いた。30分ほど歩いたところで、モール内を行き尽くしてしまったので、少し早かったが、娘が買い物をしているお店に戻った。

すると、娘二人はお店の入り口に手ぶらで待っていて、このお店の服は好みに合わないから、違うお店に行きたいと言う。ちゃんとした良い服を売っているお店で、割引で安くで売っているので、私がいくつか選んで、これを買いなさいと言ったが、要らないと言う。

娘が行きたいというお店は、私が連れて行ったお店よりもクオリティーの低い安い服を売っているお店だ。そのお店では今割引をやっていないかもしれないと私が言うと、娘はそのお店もブラック・フライデーをやっていて、5割引になっているとのこと。私の知らないところで、ネット検索をして調べていたようだ。

生意気である。しかも二度目だ。自分で稼ぎのない子供は、親が買い与えたものを着ていれば良いのだと、以前1年近く娘に服を買わなかったことがあるが、また同じことを言っている。何の学習もしていない。しかも、自分が買わなかっただけなのに、服を買ってもらえなかったと言うのでたちが悪い。

仕方なく違うショッピング・モールまで車を走らせ、娘の行きたいお店に行ったら、確かにブラック・フライデーで安売りをしていた。娘は20分で買い物を終わらせるという。私はまたしてもショッピング・モール内を徘徊した。そして、今回は炭酸飲料1本を頼んで、ファストフード店で時間を潰した。少し大目に30分くらい経ったところで、お店に戻った。

私と目が合ったのも気にせずに、忙しそう試着室に入る娘。その後、何度も急ぎなさいと言われてもお構いなしで服選びを続ける。買い物が終わって、家に帰りつくのまでに半日ほどを費やした。

もう娘の買い物には付き合いたくないと思いつつ、長女は既に成人しており、末女の今年中学校を卒業したので、今後娘の買い物に出かける機会もあと残り僅かなのだろうと思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です