久しぶりに、映画館で映画を観てきました。
観た映画は”Dream Girls” 新人の3人組の女性ボーカル・グループがスターになっていく過程を描いています。とにかく皆でよく歌い、日常会話さえ歌ってしまうので、普通の会話が極端に少ない映画です。
当初のメンバーは、アレサ・フランクリン(仮名)、ビヨンセ(実名)、ケリー・ローランド(仮名)の3人で、アレサ・フランクリンがリード・ボーカルです。ちょっと古いですが、エン・ボーグみたいな感じですね。コンテストでマネージャーのジェイミー・フォックス(実名)に見出され、エディー・マーフィー(実名)のバック・コーラスをやるものの、彼の人気が下火になり、この3人だけで売り出します。しかし、リードボーカルはビヨンセになってしまい、アレサ・フランクリンとマネージャーの固執も始まります。結局、アレサ・フランクリンはこのグループを離れ、その代わりにジャネット・ジャクソン(仮名)が入ります。
ドリーム・ガールズが売れに売れてスターに成り上がる傍ら、アレサ・フランクリンは失業の時期も乗り越えソロ活動を始めます。当初はソウルを歌っていたドリーム・ガールズも後半はポップのダンス音楽に変わっていきます。バックダンサーの数も20人くらいでしたから、かなり売れているということなのでしょう。時代設定は、映画の前半が60年代後半、後半70年代でしょうか。後半はジャクソン5みたいなのも出てきます。
ケリー・ローランドはエディー・マーフィーと恋愛関係になりますが、彼は過去の人になってしまいます。最初ジェームス・ブラウンだったのが、後半オーティス・レディングみたいになるのですが、やはりソウルを忘れられず、自殺してしまいます。歌手って、売れているときはちやほやされる反面、潰しが利かない商売で大変ですね。
最終的に、ビヨンセがドリーム・ガールズの解散を決意し、解散のコンサートを開いて映画が終わります。
しかし、このキャスティング凄いです。ちょっと前にレイ・チャールズを演じたばかりのジェイミー・フォックスがマネージャー、現役の歌手のビヨンセが歌手、人気にかげりのある俳優のエディー・マーフィーが人気にかげりのでる歌手。ちょっと、気を抜くとジェイミー・フォックスがレイ・チャールズで、ドリーム・ガールズが彼のバック・コーラスかと思ってしまいます。
役になりきっていて、時代背景にもマッチしている役者さんに混じって、ビヨンセだけは現代を生きるいつものビヨンセでした。台詞の少なさが、印象的でした。最初から喋らせなかったのか、編集で使わなかったのか、どうなんでしょう。ビヨンセじゃなくて、普通の女優さんで良かったのでは、と思うのは、デスティニー・チャイルド時代からあまりビヨンセに魅力を感じない私だけでしょうか。
ジェイミー・フォックスの歌うときの照れ具合もなんだか不自然でした。(彼が”ジャー・ヘッド”で踊るときも、なんか照れを感じましたが)それと、意外とエディー・マーフィーって上手な俳優だと思いました。
アレサ・フランクリンと形容したジェニファー・ハドソン(実名)は新人らしいのですが、堂々とした演技でした。彼女が吹き替えなしで、全部本当に歌っていたら凄いですね。
2時間みっちりと音楽を聞かせてくれる楽しい映画でした。もとはミュージカル作品だったようで、とにかく歌、歌、歌を楽しめます。音楽が好きな人には、一押しです。