ある食品関係者から聞いた、食文化の三段階のお話。
第一段階
とにかくたくさん食べたい。戦後の日本が正にこれにあたるのだろうか。胃袋を満たしたいという欲望。
第二段階
おいしいものが食べたい。高度成長期からバブル期がこれにあたるののだろうか。お腹が満たされるのが当たり前になり、今度は舌の感覚を満たしたいという欲望。
第三段階
意味のあるものが食べたい。これは、ちょうど現代社会のことだろうか。おいしいものを食べるのは当たり前になり、健康に良い、希少価値、製造方法などに意味合いがあるなど、知性なり脳を満たしたいという欲望。
この「食」文化を、「職」に当てはめてみる。
第一段階
とにかくたくさん稼ぎたい。自分の生計を立てて、家族を養いたい。戦後の日本でしょう。
第二段階
人生を楽しめるほど稼ぎたい。生計を立てるのは当たり前になって、私生活も楽しめるほど稼いで満足したいという欲望。高度成長期からバブル期でしょうか。
第三段階
意味のある仕事がしたい。衣食住が満たされた環境で育ち、社会的意義ややりがいをもって満足したいという欲望。
「食」、「職」、順当に考えると次は「性」で、お見合いの時代があって、次にトレンディードラマに代表されるような恋愛を楽しむことが良しとされる時代があって、その次の現代については、私はほとんど現代の若者を知らないものの、草食というような現象が本当なのであれば、やはりこちらもある程度意味がないとそうならないようになっているのだろうか。
私は、世代的には「2」と「3」の中間ながら、長年アフリカに住むような異端ということもあり、どちらに属さないように思う。
で、アフリカの現状は多くの場合は、経済的に「1」の段階にある中、「3」に属する外国人たちが「3」的な活動や思想を持ち込んできて、本音と建て前を使い分けるのが常套手段になりつつあるように思う。