犬の散歩

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写真:ハクを見つめるクロとニンジャ

 

最近すっかり犬の散歩は次男の仕事になっていたのだが、今次男が散歩に行けないので、久し振りに私が犬を散歩につれていくことになった。一人でランニングに行く時と違い、犬を連れて散歩に出かけるといろいろなことが起きる。

先ずは人の反応。犬を連れている私が心許なく見られているせいもあるか、クロ君ニンジャ君を怖がる人がとても多い。私が近付いてくると、黙って反対側へ道を渡る人。これが結構多い。でも、クロ君ニンジャ君ともに散歩コース周辺の人に憶えてもらっているようで、だんだんと道を渡る人も減ってきて、稀にクロとかニンジャとか名前で呼んでもらうこともある。きっと次男が名前を教えたのだろう。

皆で犬を怖がり話しに盛り上がって、お前犬を触ってみろ、嫌だ、とか騒ぐのは決まって、若い人たちの友達連れだ。稀に小学生くらいの子供が犬種を聞いてきたり、触ってもいいか聞いてきたりする。その時に、「シット」のコマンドで犬が座ると、子供たちが心底驚くのは見ていて楽しい。走ってそれをお母さんに伝えに行った子供もいた。

逆にやっかいなのは、犬である。野良犬もいるし、散歩に来ている飼い犬もいる。野良犬の縄張りに近付くと、野良犬が激しく吠えるが、クロ君ニンジャ君の方が体が大きいので近付いてくることはない。クロ君ニンジャ君立ち止まって見返すことはあるが、吠え返すことはない。ただ、それぞれ居場所と顔ぶれが同じで慣れてきたのか、だんだんと野良犬に吠えられることは減ってきた。

散歩に来ている飼い犬はやや面倒だ。大型犬が歯を剥き出しに吠え始め、散歩に連れてきている人も犬を一箇所に留めるのが精一杯になって、早く立ち去ってくれというような表情で私を見つめるのだが、私も私で大変なので、そっちが先に立ち去ってくれと思ってしまう。オス-オスの組み合わせもあるのだろうか、ニンジャ君は飼い犬の大型犬に吠え返すことが時々ある。自然と日本語の「コラ」が吠えるのを止めるコマンドになってしまった。

初老の男性が2-3匹の犬を気持ち良さそうに自転車で連れていた。大型犬の子犬5-6ヶ月くらいだろうか、決して小さな犬ではないのだが、お互いの犬が反応して、吠えないまでも、立ち止まってお互い見つめあった。その拍子にきっと犬が自転車を引っ張ってしまったのだろうか、自転車がこけて初老の男性も自転車から落ちた。男性は無言だったが、早く立ち去って欲しいという表情だったので、こちらが立ち去った。

小型犬を連れている女性がクロやニンジャを見たとたんに自分の犬を抱きかかえたり、犬が暴れることを前提にしているのか、棒を持って散歩をしている人もみたことがある。

犬という媒体を通して、普段見られない光景がいろいろ見られるし、自分の運動にもなるし、犬の散歩はなかなか楽しい。次男が散歩に行けるようになっても、私も時々行ってみようと思う。
 

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