
携帯電話は市場にある一番安い新品しか買わないというのが私の方針だったのが、今回はちょっと高めの携帯電話を買ってしまった。
その理由は、一番安い機種にイヤホンがないから。ウガンダでも、自動車の運転中の通話は禁止されていて、毎回お巡りさんに止められるのが面倒になってきて、とうとう一番安くない携帯電話を買うことを決意した。
一番安い携帯電話の良いところは、機能的に十分なところ。通話ができて、携帯同士のショート・メッセージができる。もうひとつ、一番安い携帯の良いところは、盗まれないこと。GSM方式の電話はSIMカードを差し替えれば、誰でも使えてしまうので、盗難は結構多い。しかし、市場にある一番安い携帯は泥棒もあまり盗みたがらない。また新品にこだわっているのは、中古品はバッテリーが死んでいたりと故障が多いのと、盗品の可能性が高いからだ。購入後に旧オーナーが現れたりすると困る。
で、今回一番安い携帯の3倍もする携帯電話を買ってしまった。その値段は90ドル。高い。一番安いものが30ドル。80ドルのイヤホン付き携帯は、品切れだったので、90ドルのものになってしまった。薄くて軽いので、なくしてしまいそう。同じノキアなのに、省略されているメニューもあって、一番安い携帯よりファンクションが少ない部分がある。液晶が反射するので、携帯の写真が撮りにくい。
しかし、こんな小さい携帯で、静止画と動画が撮れて、ラジオも聞けて、ボイスレコーダーも付いていている。やろうと思えば、メールもインターネットもできるらしい。日本にはもっともっと上等の携帯がたくさんあるのだろうが、技術の力は凄いと思った。たった90ドルの携帯に、カメラやラジオが付いているとは。最近の携帯は壊れないし。
因みに、私が日本で携帯を使っていた頃は、未だ運転中に話していけないという決まりはなかった。携帯は自動車電話と呼ばれていて、運転席と助手席の間に受話器があって、車から離れる時は、車のトランクから大きなバッテリー付きの電話機を外して、それを肩から下げていた。当時20歳だった私は、それをもって歩くことに優越感を感じていた。