
久し振りに中沢新一さんの本を読みました。相変わらず、面白かったです。
国家や王が生まれる前の、又は国家や王を受け入れなかった社会の、神話や昔話を通して彼らの哲学、自然との関係性を描いています。当時の社会を、対称性社会という言葉で表現していて、人間が技術を身に付けた頃から、その関係性が崩れ、社会の調整役としての首長に対して、権力を持つ王が生まれ、貯蓄が始まり、社会の階層性も生まれた、というようなことが書かれています。
ウガンダの場合は、北部は王を持たない首長の社会、南部は王を持つ国家でした。部族間の考え方の違いはここにもあるようです。
環境、エコロジーなどという言葉が、持て囃されていますが、もともと人間と自然がどういう付き合い方をしていたのかを学ぶことができます。