今回の登山中にいろいろな発見があった。といっても、日本食について。
私は登山中に粗食を食べるのが嫌いなので、お米、野菜、卵など全て生の物を持って上がって自分で調理して食べる。味付けはお世辞にもおいしくないのだが、登山中なので皆の分も作ると我慢して食べてくれる。
今回はゆっくり調理できる日が少なかったので、野菜があまり気味だったのだが、登山後半になって焼きうどんが食べたい言う声が上がり、うどんの乾麺を湯掻いて、キャベツとたまねぎの野菜炒めも作った。
登山中は調味料が限られるから、味付けはある物でするしかない。幸い、今回オタフクのお好み焼きソースがあったので、湯掻いた乾麺を炒めてお好み焼きソースをかけて、野菜炒めをそれに乗せる。それ以外の味付けの選択肢は考えられなかった。
そして、食事中の会話。「和田さん、この下地はバーベキューソースですか。」、私は「これです。」と言って目の前にあったお好み焼きソースを指差した。焼きそばに近い味を出すのに、これ以上便利な物があるだろうか。登山中に、お好み焼きソースがあるだなんて、なんて幸せなのだろう。ちょっと甘めだけど、この味はなかなか出せない。
さぞ、皆はその幸せを喜んでいるだろうと思っていたのだが、「和田さん、、」で始まる質問の声は細かった。そして続くのが、「焼きうどんの味付けは関東圏はしょうゆ味、、」なのだそうだ。
私の日本在住時代の記憶を辿る。焼きうどんの色は、黒かっただろうか、茶色かっただろうか。しかし、茶色くなければつじつまが合わない。モダン焼きを切ったら、中から黒い麺が出てきたなんていう話は聞いたことがない。そんなことは、視覚的に無理だ。有り得ない。ただ、焼きうどん単体だったらどうだろう。それも、薄茶色があっても、薄黒いのはどうだろう。それも、黒ではあまり食欲が湧かないのではないだろうか。
ただ、焼きうどんを食べたいと言った本人は、間違いなくしょうゆ味の焼きうどんが出てくると思っていたようだ。しかし、こちらとしては焼きうどんがしょうゆ味であるとはとても思えず、また、お好み焼きソースをかけた焼きうどんはとてもおいしく、マヨネーズをかけると更においしくなった。なので、おいしいおいしいと思いながら、全部食べた。
それと、もうひとつ。ペヤングのインスタント焼きそばを登山中に食べた。おいしかった。しかし、生まれてから20年以上日本に住んだ私だが、日本でペヤングの焼きそばを食べた記憶は一度もない、一切ない。なので、この商品はどこかの地域限定食品なのかと思っていたのだが、関東圏では普通に販売されていると聞いた。要するに、関東圏限定商品なのだろうか。
ウガンダで生活をしていると、日本食を食べる機会がとても少ない。しかし、登山中は皆が日本から食材を持ち込んでくれるので、それは私の登山中の楽しみの一つになっている。そして、これからも、焼きうどんはソース味に限ると思った。