恥ずかしいので最近言わないようにしているのだが、私は学生時代に少し踊りをかじった事があり、今でも踊りを見るのが好きだ。
今日、インターネットの新聞でTakahiroというダンサーの記事があったので、グーグルで調べて、ユーチューブで動画を見た。
http://www.youtube.com/watch?v=Mfd7lfOYEjI
最初に見た動画が、これ。身体能力が高いのは当然として、関節の動きがえぐい。私は、日本人のダンサーでこんなのは見たことなかった。足腰がしっかりしていて、絶対ふらつかない。物真似ではない強いオリジナリティーがあって、しかも向こうの文化の踊りをやっているのに、色物ではない日本的要素がある。また、司会者の言うことはよく理解できていないようなのだけど、大きな声ではっきりと自分の意見を言っているのが、感動的だった。
http://www.youtube.com/watch?v=Se8AmSGphAM
次に見たのが、これ。完全に芸術の世界だ。変な前衛ダンスよりこっちのほうが全然格好良い。こんな振り付けまで考えるのだから、相当な芸術のセンスのある人なのだと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=XoWM9P7ll1s&feature=related
これを見て、何度もため息をついて、何度もくらーっときた。私がどうこう言うより、これを見てもらうのが一番だと思う。
90年代前半、アメリカでプロをしている日本人ダンサーのステージを見たことがある。彼の踊りは、日本で活躍している日本人ダンサーより、ジャンプが高かったり、体の切れが鋭かったり、厳しい環境でやっていることを察するに十分だった。あの頃は、アメリカのダンスチームの一員として活動する日本人がいるというのに驚いたのだが、上野さんのようにアメリカでソロで活動して、コンテストのチャンピオンまでとってしまうなんていうのは、一昔では想像できなかった。
当時、ダンスの本場を見たくてアメリカに行った人達で、スラング的な黒人英語を覚えて帰ってきた人が少なからずいた。それが流行りだったとは言え、英語を学校で勉強していた私は、なぜわざわざそんな英語を覚えたのかと冷ややかに思っていた。話題を上野さんに戻すが、一番上の動画で彼がカタカナ英語で一生懸命皆に語りかけている姿が素晴らしい。伝えたいという気持ちが、ちゃんと伝わってくる。
引き続き、彼を褒めちぎる訳だが、言葉も踊りも向こうの文化にかぶれるのではなく、しっかりとした自己を保っている。ヒップホップも相当高いレベルで踊れるだろうに、それに頼らずに、自分のストーリー性の方を重要視しているのだと思う。
一番上の動画は2006年のもので、当時から知っている人からすると、今頃何をと思われるかもしれないが、私は今日初めて彼の存在を知って、本当に感動した。
最後に下記の動画で彼の素顔が見られる。踊りに対する考えをしっかりと持った人のようだ。
http://www.youtube.com/watch?v=_MGVTOHbglE&feature=related