
前回、ウガンダでもインターネット速度が速くなってきて、ユーチューブが見られると書いたが、最近「まんが日本昔ばなし」を何本も見た。とても面白い。日本的な絵柄で、日本的なお話、当たり前のことだが、新鮮でたまらない。優しさ、というのが、日本文化の特徴なのかなと改めて思った。真面目なおじいさんは酷い目にあっても、自然と報われる。逆に、卑しいおじいさんには必ず罰が当たる。このようなお話が日本人に道徳の心をうえつけてきたのだろうか。
話が一転するが、上記の戦争に関する本を読んだ。海外の戦場で働いていた人が書いた本で、発行からは数年経っているので、既に読んだ人も多いかもしれない。私は日本よりも、ずっと戦争を身近に感じる環境に住んでいるが、やっぱり戦争ってなくならない社会構造になっているのだ、ということを実感した。戦争相手がいなくなると戦争が出来なくなるから、相手を完全に撃沈することはしない、これはウガンダ人も政府軍とゲリラの戦いにおいて時々口にしていたことだ。
また話が一転するが、現在の中国漁船の衝突事故。無条件釈放を要求するなど、信じられないような外交を中国がしている。何を根拠にそんなことが公に言えるのだろうかと不思議に思うものの、やはり強い武力が背景にあるからこそ言えるのではないか。
実際、戦争はしないほうが良いのは間違いのないことで、対話でことが片付くのが理想なのだが、その話し合いでも武力を背景にした発言をしないと、お話にならない。戦闘機を100機持っている国と、1機も持っていない国では、同じセリフ(無条件釈放などの)を吐いても、その重みが全然違う。今の日本がそんなこと言っても世界に笑われるだけになってしまうかもしれない。現状では、外交のやりようがないとも言えるのでは。
今回の漁船の問題も、日本が真面目に自分の正当性を主張するだけでは駄目だと思う。報道では、中国政府の脅迫のような発言ばかりで、日本側の発言があまり見えてこず、自然と報われるくらいに思っていないかどうか、ちょっと心配になる。