ウガンダでの生活 子供を手懐ける

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私は時々ある特定の地域に密着する仕事をする。1ヶ月でも2ヶ月でも、その地域との良い関係性を保てなければ、その仕事は成立しない。

そんな時に、彼らとの良い関係性を保つために、何をするか。

最も簡単に出来て、且つ効果が大きいと思うのが、その地域の子供を手懐けることだと思う。

元々子供嫌いだとか、衛生的でない子供がいるとか、そんなことはお構いなしで、とにかく嫌でも何が何でも楽しそうに子供と遊ぶ。幸い、ウガンダの大人は子供と一線を引いた付き合い方をしているので、大人を馬鹿にしたような子はいない。親に一声掛けておけば、多少子供を叩いても良いくらいだ。そうやって、子供を通して社会との関係性、信頼関係を作る。

なぜ、子供との関係性の影響が大きいかと言うと、彼らが家に帰ってからお母さん、お父さんに、「今日、中国人とじゃんけんして遊んだの。」と言ってくれるからだ。お母さんが、子供に「じゃんけんってなに?」などと聞き返してくれて、夕食の時の話題にでもなってくれたら、大成功である。殆どの場合、それで勝手にお母さんは私のことを良い人だと勘違いしてくれる。

知っている人なら、また和田が白々しいことをやっていると思われるだろうが、こうやってその地域のお母さん票を集める。お父さんたちとは、仕事場でも会うので、何かあっても直接対話をもてるが、専業主婦のお母さんなど接触の少ない人たちは、私のことを間接的に聞いた印象でしか判断できない。そんな時に、子供たちが良き代弁者になってくれる。

自分が普通に振舞っていても、その社会の利害関係に絡んでしまうとか、いつの間にか揉め事に巻き込まれてしまうことがある。そんな時、社会から良い人と思われているか、悪い人と思われているか、が大事になってくる。噂社会の怖さである。

長期戦の場合は、自分が利害関係の当事者になるので、時には悪い人になる必要もあるが、短期戦の場合は、良い人で通したほうが得なことが多いと思う。

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