

ダル・エス・サラームの空港を出て、駐車場にあるやしの木を見て、同じアフリカでも異国というか南国に来た気分になった。気温は高めだし、なんだか空気が濃いような気がする。GPSの電源を入れてみると、標高が69mしかない。普段標高1,200mのカンパラに住み、その日の午前までいたナイロビの1,700mくらいだったこともあり、69mという標高に正直驚いた。海岸で0mを記録し、これが私のGPSの一番低い地点の記録になった。
ハイヤーに乗って、ダル・エス・サラームの街に向かう。10年振りのダル・エス・サラームがどれくらい変わっているか楽しみにしていたのだが、空港から街に向かう道沿いものすごい変わり様で、道沿いに以前より大型で立派な建物がたくさん建っている。そして、街に近付くと今度は20階建てくらいのビルがたくさん現れる。そんなビルが10以上もあるのだから、たくさんあると言っていいと思う。10階建てくらいのビルはもっともっとたくさんある。ダル・エス・サラームは平屋が多く背の低い建物が延々とだだっ広く広がるイメージがあったのだが、今は背の高いビルが延々と続くようになっている。人口は400万人に増えたということだった。
私の住んでいるカンパラもこの10年で大きく変わったと思っていたが、ダル・エス・サラームはその何倍も変わったと思う。私の知っているタンザニアは、携帯電話がなくって、有線の電話も全然つながらなくって、要するに通信手段が極めて乏しくて、停電が多いからか街中では常に小型の発電機が回っていてぶんぶんうるさくて、水道をひねると茶色い水が出てきてといった感じで、とにかく環境が悪かった。
それが、今では携帯も有線の電話もきれいにつながって、インターネットもつながって、街中から小型発電機が消えて、水道の水も透明になっていた。それと、空港、レストランやお店での対応が親切になっていて、話す英語も上手になったと思う。
あのタンザニアがねえ、なんて思った。ファックス1枚送るのも大変だったのにねって。
因みに、タンザニアは今月末に大統領選挙を控えているのだが、街に緊張した感じはなく、キャンペーンにも一度も出会わなかった。平和な国だなと思った。治安はウガンダの方が良いかもしれないが、平和なのはタンザニアの方だ、という意味で。
写真上:高層ビルの多いダル・エス・サラームの街。建築中のものもたくさん見かけた。
写真下:3輪タクシー。バジャジと呼ばれているようだ。