さよならクロ

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今のアパートに引っ越す際に、大家さんと交渉して、犬を1匹だけ庭で飼ってもよいという話をつけていたので、今週預けていたクロを新しい家に連れてきた。日中は犬小屋に入れておいて、夜だけ放すという条件だったので、犬小屋を作らなければならなかったのだが、それに時間がかかって、引き取るのが遅くなっていた。

ご近所さんにも予めお話をして、ようやくクロをこの家に連れてきたのだが、あっけないほどあっさりとお別れすることになってしまった。

今までチェーンにつながれたことも、犬小屋に入ったこともなかったクロは、日中犬小屋でキャンキャンと吼え続け、またチェーンを外しても新しい場所に慣れないのか、夜も狼のように吼え続けた。3階に住む私でもうるさいくらいだったので、3日目の夜はアパートの隣にある駐車場にクロを泊めさせてもらった。それが誰かの手違いなのか分からないが、なぜか深夜にクロがアパートの庭に帰ってきていて、1階の住民から苦情が出る。それをもって、私の中でこの一件が落着した。このアパートではクロを飼わない。

その後もクロが吼え続けるが、未だ夜の2時。私が近くにいれば吼えないのだが、朝まで庭で一緒に過ごすわけにもいかず、自分の部屋の中に入れることにした。中に入れると、今まであれだけ吼えていたのが嘘のように大人しくなり、私が床に入ると、クロも横になって寝てしまった。朝まで、吼えることも、唸ることもなかった。

朝起きると、クロが伏せの状態で申し訳なさそうにしている。しかし、今更大人しくても後の祭りだ。大人しくするなら昨日の夜に外で静かにすれば良かったのに。もう君と一緒に住むことはできない。

娘にクロにお別れをするように言うが、娘もクロの鳴き声にはうんざりとしていたため、あまり残念そうな感じではなかった。犬を家に入れるもの反対だったし。

まだ外は暗かったが、クロを車に乗せて、預かっていた人に今から戻しに行くと連絡をして家を出た。

幸い、時々は会いに行けそうなところに引き取ってもらえそうだ。こういうことになることを想定した上で引越しをしたが、あまりにもあっけない結末を向えた。

因みに、ポピーと雑種説のあるシェパード君はチョコレートファクトリーに引き取られた。私は今犬を飼っていない。

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