
最近、読んだ本が面白かったので紹介します。
長らくアフリカでチンパンジーの研究をされていた、故西田利貞さんの書かれた本です。
最初の何章かは、科学的な動物と植物の関係性などが書かれていて、それも十分に面白いのですが、個人的に感銘を受けたのは、食文化から見る現代社会への提言や批判の部分でした。農業の技術が進化して、1軒の農家が複数軒分の生産ができて、初めて分業制が成立して、農業に携わらない分野・人々が生まれた、GDPが高く食料自給率の低い日本、反面一昔のGDPに現れない食糧生産からの豊かさ、などなど。完全に分業制が確立されて自給率の低い日本、分業制が未だ確立しておらず自給率の高いウガンダ、私はその両極端を日々見ている訳ですが、とても感慨深く思いました。
蛇足
故西田利貞さんには、ウガンダで一度お目にかかったことがある。何を聞いたのかももう憶えていないが、何か私が西田さんに質問をして、私のような出来損ないでも良く分かるように、分かりやすく一生懸命先生はお話をしてくれたのだが、私の出来損ないの度合いがその上をいっていたようで、何を教えてくれたのかはさっぱり憶えていない。ただ、先生の話し方がとても熱心で紳士的で、それがとても嬉しかったのを憶えている。