ウガンダの新聞 同性愛、原油利権をめぐる賄賂疑惑

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ムセベニ、同性愛について言明
2013年03月19日 ニュービジョン紙
http://www.newvision.co.ug/news/640814-museveni-speaks-out-on-homosexuality.html
前アメリカ大統領の姪にあたるケリー・ケネディーが、複数の弁護士、俳優、宗教指導者と共に、同性愛問題に関してムセベニ大統領を訪問したようです。

ムセベニ大統領は、「我々の社会には、少数の同性愛者がいました。彼らへの迫害、殺人、村八分はありませんでしたが、彼らは変質者と考えられました。同性愛を含め、アフリカ人にとって性は秘め事です。」、「私が面前で妻にキスをしたら、私はウガンダでの選挙に負けるでしょう。西洋人は性行為を人前で見せますが、我々はここでそうしません。」と述べたようです。また、西洋人が若者を金銭で同性愛に引き込むのは、以前はなかったことだと発言したようです。

ケリー・ケネディーは、反同性愛法案はウガンダの署名した国際法に反している、また同性愛者が新聞に記載されるのは人権の侵害と発言したようですが、ムセベニ大統領は、報道の自由に関し西洋から圧力を掛けられているため、そのような新聞社を閉鎖できずにいる、と言っています。

昨年中に国会で採決される予定だった反同性愛法案は、今のところ動きが見られませんが、もし可決されるようなことがあれば、またウガンダは一斉に国際社会から非難を浴びるのでしょう。その後、ウガンダの国家予算の約半分を占める援助の差し止めが予想され、被援助国のウガンダには事実上立法の自由がない状況に陥っています。

タロー・オイルは賄賂の主張に関し説明を、ムセベニ
ニュービジョン紙、2013年03年21日
http://www.newvision.co.ug/news/640904-tullow-must-explain-bribery-claim-museveni.html
タロー・オイル、ムセベニに謝罪
ニュービジョン紙、2013年03月22日
http://www.newvision.co.ug/news/640916-tullow-oil-writes-apology-to-museveni.html
タロー・オイルが、ヘリテージ社からウガンダの油田の権利を買い取った際に課税されたキャピタル・ゲイン税3億ドルに関し、5千万ドルの賄賂をムセベニ大統領に支払おうとしたとされる情報が英国外交官筋から漏れた事件に関してです。これが、英国での新聞にも載り、ウガンダではモニター紙が取り上げました。ムセベニ大統領が弁護士を通じて、タロー・オイルに言及も求め、タロー・オイルは翌日には謝罪の返事をしたようです。疑惑に関しては、下記のサイトに詳しく書かれています。
http://www.monitor.co.ug/News/National/Tullow-tried-to-pay-Museveni—lawyer/-/688334/1721994/-/vtisgpz/-/index.html
http://www.irishtimes.com/business/sectors/energy-and-resources/prestigious-post-for-diplomat-at-centre-of-tullow-oil-leaking-case-1.1334723

油の精製工場はウガンダ国内に作り、国内で雇用を産むと国益を守ろうとするムセベニ大統領に対し、早く原油を輸出して掘削の投資を回収したいオイル会社、原油を輸入して自国内で精製過程での雇用を守りたい先進国、背後ではいろいろな動きがあるのでしょう。

しかし、前述のキャピタル・ゲイン税の裁判ですが、ウガンダ共和国という国が当事者の裁判なのに、イギリスの裁判所で裁かれていました。
http://www.newvision.co.ug/news/640578-heritage-tullow-uganda-tax-case-kicks-off-in-uk-court.html

製油工場予定地の立ち退き費用70億シリング(約2千7百万ドル)が用意される
ニュービジョン紙、2013年03月23日
http://www.newvision.co.ug/news/640956-sh70b-set-for-oil-refinery-compensation-exercise.html
記事によると、予定地は2万9千へヘクタールの広さで、13の村の7,118人が立ち退きの対象になるようです。ただ、製油が始まるのは2017年予定で、一事が万事予定通りに行かないお国柄を考えると、ウガンダが油から利益を被るのはもう少し先になりそうです。また、この地区で活動するNGOの意図的な誤った情報に対処する必要があると書かれています。いろんな方面でせめぎ合いがあるようです。

さて、同性愛を認め、原油の利権を西洋に売り渡せば、ムセベニ大統領は再びアフリカの優等生と称賛され、民意を反映させ、反同性愛法案を可決し、原油の国益を守ろうとすれば、アフリカの独裁者と悪者扱いされるようになります。

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