環境保護のNGO開始

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ラムサール条約の登録湿地でもあるこの緑の美しい湿原には、準絶滅危惧種に指定されているハシビロコウが生息します。

マバンバ湿地と呼ばれるこの湿地帯は、首都カンパラから75キロ、車で1時間半の場所にあり、ビクトリア湖北部の湖畔がいくつかの半島と島に囲まれることによって形成されました。おそらく世界で一番容易に野生種のハシビロコウを見られるところという理由で観光客が増えつつありますが、もともとは肺魚やティラピアなどの漁に依存する小さな漁村です。

ここでは約200種類の野鳥が記録されており、鳥の勉強をした地元の数名がガイドとして活躍しています。殆どの観光客の目当てはハシビロコウなのですが、この広い湿原にわずか10羽しか生息していないと言われおり、経験と勘を頼りに地元のガイドさんがカヌーでハシビロコウを探しますが、丸1日頑張っても見られる確率は6-7割です。

しかし、乾季には湿原が焼き払われたり、小型レイヨウ類のシタトゥンガが密猟されたりと、殆ど保護はなされていません。また、地元のガイドさんの間では観光をめぐる争いがありました。悲しいことに、貧しい国の国家予算では、なかなか自然保護まで手が回らないのが現状です。

環境などの知識は殆どない私ですが、何人かのガイドとは親しくしていたこともあり、地元のガイドさんたちに呼びかけて、エコツーリズムを立ち上げることを提案しました。9月から数回マバンバに足を運び、現状を理解するため、皆と対話を持ちました。殆どの人の意見は、収入源として観光に携わりたいとのことで、純粋に自然を保護したいという意見は最後まで聞くことがありませんでした。自然を保護して鳥を見せれば収入が得られる、皆の湿原だから得た収入は特定の個人ではなく地元社会に還元されるべきだと、私の意見も主張しました。

実際の活動はないものの、マバンバには地元の人達が作った二つの”自然保護協会”があり、それを何とかひとつにまとめたかったのですが、残念ながら2-3名だけ最後まで一緒には活動ができないとのことでした。新しい協会を発足させる意味合いがなくなったので、既存の協会を復活させてエコツーリズムを始めることに決まりました。今週その協会の役員選出があり、私は会計役として会に参加することになりました。

これから、定款の見直し、運営方法の確立、設備の整備、NGO登録などなど役員と一緒にやっていくことはたくさんあります。また、初期の設備投資は地元社会では到底まかなえないお金が掛かるので、その資金の捻出も考えなければなりません。

軌道に乗るまで何年かかるか分かりませんが、地元の皆と頑張っていこうと思います。

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