ナキブボ徘徊

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週末にオウィノ・マーケットとオールド・タクシー・パークの近くを徘徊してみた。この2箇所はウガンダでも最も人通りが多く、活気に満ちた場所だ。日曜の朝、まだ人通りの少ない時間に3時間ほどかけて歩いてみた。

先に行ったのが、オウィノ・マーケット。衣料、食材、日用雑貨など色んなもの売っている。お客さんがまだ少ないせいか、店主にも余裕があり、会話をすることもできた。普段は行かない飯屋の一帯にも行ってみた。木炭で肉を焼いていたり、マトケを蒸していたり、生活感がある。衛生的な面で、食べたいとは思わなかった。狭い通路を歩くと、馴れ馴れしく手を触られたり、”中国人か?インド人か?”、”男か?女か?”などこそこそ会話が聞こえたりする。”ハロー、マダム”なんて言われたら、”誰がマダムじゃ!、おのれー!!”と直ぐに言える準備をする。服屋でTシャツ1枚と小さなバッグを買って市場を出た。結局、準備した台詞は言わなくても良かった。”アニ、マダム、グウェ!!”

その後で、オールド・タクシー・パークに行った。朝の曇り空が嘘のようにからっと晴れて、日差しが強くなってくる。乗り合いバスが既にたくさん入っていたが、未だお客さんも少なく、止まっている車が殆どなので、目を三角にしなくても歩くことができた。インド人の人も見かけたが、暴動の後遺症は見られない。やはりウガンダは平和だ。物売りを少し冷やかしながら、階段を登って、タクシー・パークを出た。上からタクシー・パークを眺めるこの風景が私は好きだ。

時間を気にせずにぶらぶらと歩いてみて思ったが、時間があるというのは贅沢なことだ。ウガンダでは効率的に仕事をすることが難しい。だから、いつも先を読んで最も効率的な方法を考えてから、行動をしないといけない。しかも、いつどこに落とし穴があるかも分からないから、徹底的に石橋を叩く必要がある。だから一つのことに凄く時間がかかる。でも、この日はそんなことはお構いなし。何も気にせずにだらだら気が向くままに歩けば良かった。気にしないといけないのは、お金と携帯電話を盗まれないことだけ。

ウガンダに住んで10年ちょっと経つが、まだまだ私の知らないウガンダがある。実は、私はこの地域を歩いたことがあまりなかった。この近辺は渋滞が激しく、駐車場がないし、込んでいる時間に行くと歩くのさえ大変だからだ。でも、歩かないと見えてこないものもたくさんあり、時間をかけることの大切さを感じた。

歩いていて、何度も写真に撮りたいと思った。私は人という被写体にあまり関心がない方なのだが、この日は歩いていて人を撮りたいと思った。カメラを向けると大騒ぎするんだろうな、きっと。

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