ラウド・スピーカー

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ラウド・スピーカー、これは絶対にウガンダの常識である。アフリカの常識といってもいいかもしれない。

これだけ、水道、電気などのインフラがないといわれながらも、ウガンダではどんな田舎町に行っても、ディスコがある。大きな都市くらいなら、屋内の内装までデザインしているような、それより小さな町なら野外ディスコがある。ここで、売春や麻薬取引が行われる訳ではない。純粋に、みんなでわいわい朝まで踊るのだ。目茶目茶ローカルで、外国人にはちょっと乗れそうにないような曲をガンガンにかけて、踊る。老いも若きも楽しそうに。きれいにリズムはとっているが、格好良い踊りかといえば、そうではない。人に見せる踊りではなく、自分が楽しむ踊りだから。

ラウド・スピーカーといえば、飲み屋もそう。酒を飲むのに、そんなに音量がいるかと思うくらい、大音量で音楽を鳴らす。とてもでないが、あんなところで会話はできない。話そうと思ったら、話すほうは思い切り大きな声で、聞くほうは耳に神経を集中させなければいけない。飲み屋にディスコと同じ大きさのスピーカーがついているのだから、いけない。本当の田舎だと、乾電池駆動のラジオくらいになってくれて落ち着けるのだが。

後、本当に必要なのかと思うのが、お店の前にあるスピーカー。ミュージック・テープなどを扱っているお店なら分かるが、日用品を売っているお店にスピーカーは必要だろうか。しかも、サイズはディスコと同じ大きさ、音量は常に最大。音が割れようが一切お構いなし。

アフリカ人と音楽と踊りが絶対に切り離すことができないようになっているようだ。

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