10年以上ぶりに日本に長期滞在していろいろ気付くことがある。これだけ久しぶりだと、再確認というよりは、発見という感覚に近い。
一番感じるのは、日本人は造る人達だということ。車や電化製品は当然だが、それ以外でもいろんなものを作っている。食べ物もそのひとつだ。
コンビニに行けば、おにぎり、お弁当、お惣菜、デザート、サンドイッチ、菓子パン、インスタント・ラーメン、お菓子などなど、それぞれ10種類以上ある。飲み物は2-30種類はあるのでは。食べ物の種類が本当に多い。テレビをつけると、食品やレストランのCMが流れ、番組でもおいしいラーメンだのいろんな食べ物を取り上げる。いずれもタレントがいかにもおいしそうに食べて、食品自体もきれいにおいしそうに撮影されている。
きっと、日本人は食べ物に求める理想が高い国民なのだろう。アフリカを旅行する欧米人は、長期間でも粗食だけで平気という人が結構多い。日本人の場合、油とお肉が続くと、ご飯が食べたい、野菜を食べたいとなる。私も地方に長期滞在の場合、自炊に切り替えることもある。
こんなに食品の種類の多い国は世界でも日本だけではないかと思うが、日本人はいつ頃からこんなに多くの種類のものを食べるようになったのだろうか。戦中、戦後は食うに困ったと聞くし、戦前でも今みたいに多くの種類の食品があったとは思えない。そう考えると、やはり経済的に豊かになったこの3-40年間だろう。購買力があるから、作るほうも頑張るのだろうが、この想像力は世界一なのでは。日本人に生まれてよかったと思う。
その一方、食品に関する不正表示が社会問題になっている。倫理や安全はとても重要だが、お腹一杯食べても未だ満たされないという部分においては、なんとも贅沢な問題と言える。