南国で履くコーデュロイ・パンツ

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ウガンダで売られている服や自動車の大半は中古品だ。自分たちが使用したものを、再販するのではなく、外国で使用された中古品を新規に輸入して販売されている。もったいないとか、古いものを大事にする文化はない。新品が買えないから、中古品を買っているだけだ。

中古品の市場とはどのようなものか。新品に対して、お下がり言ったところか。残念ながら、商品の選択肢は狭い。服なら、欧米人の体型や気候に合ったもの、車なら日本の道路事情に合うように作られたものから選ぶことになる。このような理由で、自分にまたはウガンダに最も適したものが得られるとは限らない。限られた輸入品の中から気に入ったものを買うのだが、時折目を細くというか目が丸くなってしまうこともある。

自動車だと、車高を下げた車がいい例。日本で運動性能を高めるためにやったことが、ウガンダでは決して良い結果をもたらさない。ウガンダはまだまだ未舗装路が多く、車高の低い車両では底を擦ってしまうからだ。スポーツ・カーならまだ諦めがついても、クロスカントリー車で車高が低かったりすると、せっかくの4駆が台無しで本当にがっくりくる。屋根にスキーキャリアが付いている車もあるが、デコレーションとしての役割になっているのか、外そうとは思わないようだ。

服だと、お尻がジーンズに収まりきらない女性をときおり見かける。ふくよかな体型の方がウガンダ人男性には人気があるので、そういうアピールとして考えると、ある種の怪我の功名と言ったところか。男性も股下が足りないのか、ズボンが股に食い込んでいる人もいて、銀行などで列を作るときに、自分の前にそういう人が来ると、”この人には悪気はないんだ”と自分に言い聞かせるようにしている。また、驚くような組み合わせもある。いい年のおっちゃんとスパイダーマンのプリントシャツとか。

服、自動車ともに、個人のステータスに関わる部分だが、個性の表現よりというよりは、実用性のほうが重視されているようだ。

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