プロ野球選手のFAについて

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今年のプロ野球選手のFAの動きは、ドラマ的要素があって面白い。超の付く野球エリートたちで、子供の頃から熾烈な競争に勝ち抜いてきた彼ら。しかし、実質12社しか就職先がなく、入社時の就職活動もできない。

下記の二人、とても対照的な動きだったが、いずれも興味深いと思った。

中村 中日から楽天
2年前に完全に干されてしまい失業しかけた時は、狭い世界で生き残る大変さを見せ付けられた。会社を辞めて自営業を始めることができない彼らは、12社のどこかに雇ってもらうしかない訳だ。中日に拾ってもらい復活してのFA宣言。落合監督はそれを応援する発言をし、本人は、骨を埋めたかったが、球団の希望と自分の希望が一致しなかった、というようなことを言っていた。理想的な雇用主と被雇用者だと思った。雇用主は去る者を追うべきでないし、被雇用者は自分に自信があれば、少しでも自分の理想に近い環境で仕事をするべきだ。これが、日本ではなかなか難しいのではないだろうか。

三浦 横浜残留
横浜の看板選手の三浦だが、やはり有名球団でプレーしたいのかな、少しでも勝ち星の挙げやすい環境で仕事がしたいのかな、と動向が気になっていた。先発投手は降板した後に逆転されれば、勝ち星はなくなる訳で、強いチームでやったほうが勝ち星は増えるに決まっている。それで、自分の給与が決まるし、引退後の就職活動にも響いてくるのだから、尚更だ。そんな彼が、選んだのは横浜残留だった。彼は、本当に番長なのだと思った。ヤンキーは地元密着型で、会の名称に地元の地名が入っていることが多いし。というヤンキー論は別にしても、男らしい決断だったと思う。ファンの声援が引き止めたようだ。「横浜が好きだから」という理由が、とても日本人らしくて格好良かった。

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