ウガンダの卵の黄身は白い。ウガンダに来た外国人の殆どがそう思うようだ。実際にウガンダの卵は黄身が白っぽくて、目玉焼きとかでも視覚的に食欲が湧いてこない。
何故ウガンダの卵の黄身は白いのだろうか。答えは、ブロイラーの卵だから。着色をしていないから、ニワトリの栄養状態が良くないから、などという見解もあるが、食肉用のニワトリの卵を使っているからだ。ブロイラーの少ない地方都市に行くと、ちゃんと黄身の黄色い地鶏の卵が売られている。
カンパラで卵を買う場合、一部の市場を除いて、この黄身の白いブロイラーの卵しか選択しはなかっただが、最近はちゃんとパックされた地鶏の卵がスーパーで普通に販売されるようになった。値段はブロイラーの卵の2倍くらいするが、常時販売されているので、安定して売れているのだと思う。
「黄色い黄身」、「オーガニック」と大きく書かれている。ウガンダでは、農薬や肥料を使わないから、殆どの食品はオーガニック。当たり前過ぎて、有り難味もないくらい。意識してオーガニックにしたのではなくて、農薬を使う文化がないから結果的にオーガニックになっていた、といったところ。大半のウガンダ人は、黄身が白くても、オーガニックでなくても、安いほうが良いと思っていることだろうが。