ウガンダ15年 盗難バイク

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1994年、この年はウガンダで中古バイクの輸入の商売に火がついた年でしたが、その後で盗難バイクの輸入も始まりました。

1999年くらいがピークだったと思いますが、250ccから400ccの中型バイクが多くウガンダのバイク屋に並びました。オフロード、ネイキッド、アメリカンなどぴかぴかのバイクばかりで、中には750ccやハーレーデービッドソンまでありました。

また、その値段はとにかく信じられないくらい安かったです。盗難品で仕入れ価格がゼロなので、当然といえば当然です。日本からの海上運賃、ケニアからの陸送費、ウガンダでの輸入税が掛かっているのに、日本国内の流通価格より安かったのを憶えています。

このような状態が2-3年続いたと思います。その後、ウガンダ人の盗難グループが日本で逮捕され、それがウガンダでも報道され、しだいに下火になっていきました。

当時は、きれいなアメリカンやオフロード・バイクが街中を良く走っていましたが、見かけなくなったのは、意外と早かったです。

手当たり次第に盗んだバイクを持ってきていたので、車種もばらばらで現地での部品供給がなく、またその手のバイクを直せる修理工もいませんでした。

盗難品とは知らずに、高級バイクを手にした消費者たち、彼らは無実ですが、彼らの身の丈に合わなかったのか、それをちゃんと維持できた人はいなかったようです。

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