私のパソコンを見てくれるインド人青年が一時帰国していたのだが、今週ウガンダに戻り、早速パソコンの設定をしに事務所に来てくれた。
本国で奥さんが出産をされたようで、1ヶ月の女の子の写真を携帯電話の画面で見せてくれた。子供の頃に見た日本のテレビ番組にちなんで、名前は「おしん」にしたとのことだった。
そこで、彼からの質問だったのだが、「おしん、の意味を教えて欲しい」とのこと。少し順番が違うようにも思ったが、「おしん」は発音のみの文字なので意味はない、「お」が丁寧語で、「心」と「芯」を和英辞典で引いて英語訳にあたる単語をいくつか引用しておいた。「真」と「信」を訳すのを忘れてしまった。
「おしん」の放映からかなり経つのに、未だにすごい影響力だなと思い、ネットで「おしん」を調べてみた。NHKが「おしん」を放映したのが、1983-4年とある。海外で見られるようになったのは、その後だろう。5年後とすると1989年で、もう20年も経つ。
子供の頃に「おしん」を見たインド人の青年が大人になって、わが子に「おしん」と名付けた。彼は子供の頃は、熱狂的な「おしん」ファンだったことは間違いない。毎日「おしん」を見て涙を流していたのだろう。
私は、子供の頃「ハイジ」や「一休さん」の影響を受けて育ったが、その名をわが子に付けようと思ったことはない。また、日本で紹介されている海外のテレビドラマで、日本人がわが子に主人公の名を付けようと思わせたくらい影響力のあったドラマがあっただろうか。
日本のテレビ番組とお笑い芸人は、世界でもそうとう高いレベルにあるのではと、私は常々思っているのだが、このインド人青年の名付けにその1面を見た。
その私の大好きなテレビの仕事が最近来ない。早く日本の放送業界の景気が回復することを願う。
ウガンダでの取材や撮影のコーディネートは和田篤志まで。
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