南アフリカで思ったこと 白人の作った国

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南アに行ったのは3回目だったが、毎回この国は本当にアフリカ大陸内にあるのだろうか、南アフリカに来るたびにそう思っていた。しかし、今回は少し長め滞在で、確かにこの国はアフリカ大陸にあると、多少感じたような気がした。

立派な高速道路、物凄い数の高層ビル、ショッピングモール、公園、南アフリカのインフラを見ていると、やはりこの国は白人によって作られた国なのだと、つくづく痛感させられる。ウガンダに15年住んでいる私がそう思うのだが、黒人だけではこのインフラや社会は築き上げられることはなかったと思う。人種差別的な意味合いで受け取って欲しくないが、それは事実だろうと思う。

ウガンダの社会をみていて、ああすれば良いのに、こうすれば良いのにと思うことが多々あるが、決して実現しない。それぞれ一個人の利益しか考えない人あまりにも多いからだ。協力したくない人たちを無理に協力させるのには限界がある。しかし、南アフリカの見事な町並みを見てしまうと、アフリカでもやればできるだろうに、と思ってしまう。

南アフリカは鉱物資源が多く、他のアフリカの国とは単純には比較できない。しかし、鉱物資源の豊かなコンゴとの差はあまりにも大きい。南アフリカの鉱物は白人によって発見されて一大産業になったが、もし、白人が来ずに地元の人たちによって見つけられていたら、どうなっていただろう。

アパルトヘートは世界的制裁を受けて非難されたが、そこには功と罪の両面があり、あまり活字になっていないだろう功の部分も存在するのだなと思った。

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