尖閣問題から思ったこと

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前回のブログに、尖閣諸島のことが心配と書いたが、あまりにも情けない結末を迎えた。主張だけでは駄目と思っていたら、主張さえしなかった。

さて、この尖閣諸島問題がウガンダで起きたらどうなっていたかと言うのを考えてみた。

第一にウガンダ国民が思うのは、首相は中国から多額の賄賂を受け取り、中国の都合の良いように便宜を図った、地検も当然その分け前をもらっている、ということ。それで、なんであいつらばかり得をするのだと、暴動が起きる。カンパラの都市機能は完全に麻痺し、街中にあるバスが焼かれ、警察署が焼かれる。暴動を起こす群衆が、街中のあちこちで暴れて、商店などを襲い商品を略奪する。ウガンダ在住の中国人が襲われて、本当に中国人が何人か殺されるかもしれない。暴動に参加する人数が多過ぎて、警察が制圧できずに、こんな暴動が3-4日は続く。これは、私の勝手な空想ではなくて、今までウガンダで起きた暴動に基づく推測だ。

日本が韓国領にある島に侵入して、同じようなことが起きていたら、怖ろしいころになっているだろう。それは、インドがパキスタン領に入っても、イギリスがアイルランド領に入っても、同様だろう。

ウガンダに話を戻すが、ウガンダを含めアフリカの政治家は、自分と自分の身内のことしか考えず、一般国民などどうでも良いくらいに思っている人が大半だ。しかし、こんな政治家の暴走を止めるのは、国民の暴動なりクーデターだ。これ以上、我慢できないとなったら、皆で暴動を起こす。ここが、アフリカの底力だと思う。ほぼ全土を白人に占領された歴史があるアフリカだが、現在は南アフリカを含めて、全土で主権を黒人が取り戻している。

で、日本の現状を考えてみる。暴力を肯定する訳ではないが、日本人にはこのような国民としての底力が全くないと私は思う。今風に言うと、国民力がない、となるのだろうか。あれだけ高い税金を払って、欲しいサービスを受けられずにいるのに、皆黙っている。これでは、政治家が好き放題するのも仕方がない。ブログに書かれたり、電話で抗議されるくらい、痛くも痒くもないと政治家は高笑いをしているだろう。

日本には日本の文化があるので、必ずしも他の国のように暴動を起こさなくても良いと思うが、もっと国民が政府にもっと発言も行動もして、政治家を鍛え上げなければ、このような状態は変わらないと思う。国を変えるのは、国民の底力だと思う。

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