前回、ナイロビマラソンに参加したことを書きましたが、正式な結果がHPに発表されています。
http://www.nairobimarathon.com/event-info/event-history/previous-results.html?view=racemanagers&raceyear=2011
先ず、男子のフルマラソンの優勝者は、2時間10分台。流石、マラソン大国のケニアです。因みに、ウガンダの優勝タイムは毎年2時間20分台です。
次に、というか、私がとても驚いたのが、前回の記事の写真に載せた車椅子のフルマラソンの結果で、なんと優勝タイムが1時間55分22秒。速い。いくら、タイヤを転がしているとはいえ、フルマラソンの優勝タイムより15分も早いとは、驚きです。あの3輪車を2時間も2本の腕で漕ぎ続けてゴールするなんて、ちょっとした感動です。
差別的な意味ではありませんが、アフリカでも足の不自由な人は、社会の弱者になっていることが多く、当然職業の選択も限られます。そんな人たちが、一瞬でも社会の中心にいられるのがこのマラソン大会と思うのですが、彼らが必死になって3輪車を漕ぐ姿には少し涙が出てしまいます。(本人には失礼ですが)
で、まあ条件が違うとはいえ、2本の腕で陸上大国ケニアのマラソン選手の優勝タイムに勝ってしまうとは、やっぱりそれは凄いことなのではないのではないかと、思ってしまう訳です。
で、ちょっと考えてみたのですが、もし制作関係の方がこのブログを見ていたら、この3輪車選手たちのドキュメンタリー番組なんて、面白くないですか。大会の10日前くらいにナイロビに入って、何故足が不自由になったのかから始めて、同時の様子、現在の生活の様子、社会問題、練習風景を撮影して、当然大会当日も撮影して、2本足の人と競り合ったり、勝ったり負けたり、大会が終わって仲間に喜んでもらって、でも、翌日からはまたいつも通りの生活が待っていて、社会の弱者としての生活に戻っていく、なんてストーリーです。
取材コーディネート、事前調査は和田篤志まで。
http://wada.co.ug/