エチオピア、ルワンダと立て続けに、右側通行、左ハンドルの国に行ってきた。私は元が中古車屋なこともあって、どこの国に行ってもその国の自動車事情に目がいってしまう。
私が言うほどのことでもないが、日本の中古車はどこに行っても大人気で、世界の殆どの右ハンドルの国が日本の中古車を輸入しているし、一部の左ハンドルの国も日本の中古車を輸入している。私が中古車の仕事を始めた頃は、あの業界のバブルがはじける前というか、とにかくぼろ儲けの時代だった。その後、だんだんと市場性も悪くなり、物を右から左に動かすだけの商売に飽きが来て、止めてしまった。自分では何も作り出さず、人の乗り捨てた中古車を外国人に売って儲けるという商売に物足りなさも感じていた。
で、上記の左ハンドルの国に状況に話しを戻すが、いずれも国もケニア、ウガンダ、タンザニアに比べて、自動車の台数が少なく、渋滞も少ない。エチオピアに関しては、70年代らしき車まで現役で走っている。ルワンダは内戦の影響か古い車は見かけなかった。
それと、もうひとつ気になったのが、この2カ国とも歩く人、荷物を背負って歩く人が、とにかく多いことだった。彼らが働き者な性格であることは間違いないのだろうが、その前にやはり車の台数が少ないことの影響の方が大きいと思った。日本の中古車の入っている国なら、ハイエース・バンを改造したバスが人を運び、キャンターやフソーが農作物を運んでくる。この2カ国にも、その手の車がない訳ではないが、圧倒的に少ないといか、足りていない。新車は当然買えないが、中古車ならおそらく彼らも買えて、こんなに人が歩かなくても良いし、荷物を持って歩かなくても良いだろうにと思った。
日本の中古車の影響力は大きい。あこぎな商売だと思って止めてしまった中古車の商売だが、予想以上に経済的な貢献が大きいと思った。右ハンドルの国の人たちは恵まれてると思った。
しかし、自動車がないならないで、人間は歩けるし、荷物も自分で運べる。人間の潜在能力は凄いと思った。日本の中古車の入っている国の人たちに見せてあげたいと思った。