先日、友人たちと食事をしていて、地位のある人なのに普段の振る舞いは目に余る人がいて、なぜその人はそうなんだろうかという話になった。
それに対する答えの一つが、その人の持つ権力だった。どんな人でも一度権力を持ってしまうと、どうしても周辺が持ち上げるし、本人もいい気になって勘違いが進行していくのだろうと。大きな社会に属したことがなく、今現在も権力と縁のない生活をしているので、言われるまで気付かなかったが、確かにそれが原因なのだろうと思った。
アフリカで旅行やコーディネートの仕事をしていると、日本では先ず会うことがないだろうと思われる人たちに接することが度々ある。社会的地位の高い人も含め、魅力的な人が多い。彼らは、それなりの地位にいるから、おそらくそれなりの権力を有しているのだろうが、彼らと接していて感じるのは彼らの魅力ばかりで、彼らの権力ではなかった。
そして、反対に今まで私に権力を感じさせた人たちのことを考えてみた。圧倒的に魅力的な人が少ない。皆無と言っても良い。魅力的な人から多少の権力を垣間見ることがあっても、その逆はないと思う。自身の権力を誇示するならまだしも、他人の権力にすがってそれを誇示する人は特にそうだと思う。権力は本人が意図的に見せるもので、魅力は第三者に無意識に見えるものと考えると、その人が何かを見せようとした時点で察するべきなのか。
権力的と魅力的は反比例するもので、同居はしない関係性にあるのかもしれない。私は子供の頃、魅力を感じることのない先生に多く出会ったが、それは彼らが生徒に対して持つ権力の誇示を子供ながらに感じていたからだろうか。
さて、「権力と魅力」語呂も良いし、当分私が人を判断する材料になりそうだ。で、権力もないけど、魅力もないなんて人に言われないよう、自分自身も精々精進しょうと思う。