マサイマラ2回目、今日は草食動物。
左上:ゾウ。この後、このゾウは前の車との間をすり抜けて行った。マサイマラは動物と人間の距離が異常に近い。
中上:丘を登るキリン。この距離でも一目でキリンと分かる。
右上:親子ガゼル。可愛い。
左中:マラ川を渡るシマウマ。右からワニが泳いで近付くが、どうにか逃げ切った。
中中:クロサイ。チーターやヒョウと同様にマサイマラの目玉の動物。マサイマラには38頭が生息する。
右中:お昼寝するカバ。ウガンダのカバと比べて、圧倒的に背中の傷が少ない。頭数が少ないから、縄張り争いも少ないのか。
左下:ナイト・ゲーム・ドライブで見かけた一人カバ。体に少し傷があった。
中下:行列で移動するヌー。草を求めてかなりの距離を移動する。
右下:草を食べるヌー。草原の芝刈り機?
8月のマサイマラは、タンザニアのセレンゲティから来たヌーがまだ多く残っていて賑やかだった。広大なサバンナの草は全て草食動物によって食べられてしまったのか、丈の高い草はあまり見かけなかった。太陽からの日光を受けて、植物が育ち、その植物を草食動物が食べて、その草食動物を肉食動物が食べてという、食物連鎖をとても分かりやすく見ることができた。
ヌーは草を求め、100万頭を超える頭数がタンザニアとケニアの間を毎年大移動する。食べ物を求めて延々と歩く。この光景を見ながら、人類の発展における農業の発明の役割はさぞかし大きいのだろうと思った。初期のヒトは農業をしなかったから、ヌーのような移動をしていたのだろう。農地を作り、食べ物を貯蔵するという発明は、産業革命期の電気や内燃機の発明とは比較にならない大革命だったことだと思う。
そして、アフリカには今でも移動型の生活をしている人たちが多くいる。生活も文化も考え方も違う人たちがたくさんいて、アフリカにいると人類の勉強になると感じることが多い。