前回書いた「権力と魅力」、私が人を見分ける方法の一つになっているが、今日は私が以前から使っていた「善悪と強弱」。
自営業、経営者は皆そうだと思うが、基本的に皆孤独で頼れるのは自分しかいないことを知っている。というか、強制的にそれを突きつけられる。アフリカでは、その傾向が更に強くなる。ただ、その中でも人一人ができることは限られていて、やはり協力者は必要で、人を見分ける力が求められる。
そうやって人を見分ける時の一つの材料が、「善悪と強弱」。この人は物事の判断が、「善悪」の人か、「強弱」の人か、観察し試してみる。
簡単なたとえ話をすると、AさんとBさんの間に問題があり、Cさんに相談をする。Cさんが「善悪」の人であれば、AさんBさんの両方から話を聞き、必要であれば周辺の人からも話を聞いて判断し、「善」を「善」、「悪」を「悪」とする。もし、Cさんが「強弱」の人であれば、事実の確認はせずに、AさんとBさんの力関係を見比べて判断し、「強」を「善」とし、「弱」を「悪」とする。
日本人は、正義が勝つと平気で思っているかもしれないが、アフリカは「強弱」の人が多い。日本以外は、大体はそうなのだろうか。また、農村よりも、都市部の方がその傾向が強い。国別でみると、奴隷貿易や植民地の進行具合が、そのままそれに比例していることが多い。ただ、それが現状としてあり、「善」で且つ「強」でないと「善」と認められないことが度々ある。
日本でみる「強弱」は、商業サービスに多いのではないか。日本では、お客さんの立場があまりにも強いため、商業では「善悪」よりも「強弱」の方が優先されているように思う。
少し話が逸れるが、私は日本人らしく極力「善悪」で判断することを心掛けていて、先ず自分が「善悪」の人であることを強調するようにしている。相手に少しでも「善悪」を見いだせた場合に、時々やって見せるのが、自分の「悪」を少し認めてみせること。そうすると、私が公平な「善悪」の人と理解してもらえるようで、また相手も自分の非を認めやすくなるようだ。ただ、その欠片もない人には、かなりの逆効果になる。
話しを戻すと、私は人を「善悪」の人と「強弱」の人を見分け、付き合い方を変えるようにしている。次は、「損得」の話をしてみようと思う。