エチオピア ダナキル低地で考えたこと

Pocket

今回のエチオピアのダナキル低地に行って考えたことをまとめてみた。

一帯の地面が塩で真っ白なアサレ湖、マグマに温められた温水と硫黄で一面が真黄色のダロール火山、赤いマグマの煮えたぎるエルタアレ火山など、地球の普段見ることのできない部分を垣間見ることがでたのが、今回の旅行だったと思う。

地球は一つの惑星であって、地球がおそらく心配しているのは、星としての地球自身であり、地表に住みついている生物のことなぞ、さほど気にかけておらず、人間があたかも地球は自分たちのものだと思うのは、自意識過剰な人間のおごりみたいなものではないのだろうか。

地球ができたのが46億年前で、生物の誕生は40億年前らしいが、恐竜が最も多かったのは1億年前、人類に関しては誕生したのが600万年前と考えると、新参者の一生物である人間が地球を自分たちのものだと思うのは、星としての地球は、阿呆めがと心外に思っているのではないかと。

温暖化、寒冷化の周期があって、人類を含めた哺乳類が全滅するようなこともその内起きるのだろうが、地球は自分は星として生き残るので、気にもかけないのか。

それとも、地球は地表に多くの生物が住んでいることを喜んでいて、意外に人間のことを気にしていて、他の惑星に行くような生物を有していることを自慢に思っていて、もしかしたら他の星に自慢していて、意外に月は地球人に来られたことを悔しく思っているのか。

でも、たぶん地球は思考をしないので、何にも考えていない、と思った。で、人類が絶滅しても、この火山たちは生き残り、地球も地球であり続けるのだろうと思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です