今日で、第三話。今日の話題は金銭被害。今日は、ウガンダに限定した話をする。
私がウガンダにやってきた1994年、既にウガンダ人と結婚した日本人は何名もいらっしゃった。失礼ながら、その殆どの方たちは、ウガンダ人の配偶者の生計に依存する慎ましい生活を送っていらっしゃった。
その後、日本へ違法労働に行くウガンダ人が増え、日本で出会った国際結婚が増え、少し様子が変わってきた。そうでない方もいらっしゃるが、残念ながら彼らの大半は日本での在留資格やお金を動機にした結婚のようだ。
今まで、いろんな方を見てきたが、配偶者にお金をだまし取られているケースがとても多い。困っているからと相談を受けて話を聞いてみると、ビジネスの投資としてお金を手渡したが、実体がつかめないとか、それを資金に起業した配偶者が騙されてしまった、などなど。どこからどう見ても、配偶者が真っ黒(肌の色の意味ではない)の犯人に決まっているのだが、それを理解しようとしない人、半ば気付いているが、潜在的に受け入れることを拒んでいる人を何人も見てきた。
面と向かっては言えないので、私が遠回しに本質的なところでの話そうとすると、その人たちの多くは私から離れる。現実から逃げるなと言いたくなるが、他人の人生にそこまで踏み込むこともできず、放置する。そんなに長い期間を置かずに、その人が日本に帰った知らせを聞く。こんなことが、今まで何回あっただろうか。個人の貯蓄であれば全額持っていかれているような被害を聞いたことも、少なくない。
場合によっては、ウガンダに連れてこられたまま、配偶者に軟禁され暴力を受けていたとか、ビザ申請もせずに知らぬ間に違法滞在者になっていたとか、重婚や上記の詐欺を含め、犯罪被害の枚挙にいとまがない。ただ、残念ながら、当の本人は自分だけは違うと信じきっているか、信じ込もうとしている傾向が強い。
この10年くらいの流れとしては、援助関係者としてやってきた日本人がウガンダ人と結婚する場合だ。現代のウガンダ人のほぼ全員に見られる傾向として、アフリカは貧しいから、先進国の人からはお金をもらうのが当たり前だという精神がある。はっきりとそう明言する人も少なくない。
行き過ぎた援助が背景にあるのだが、残念ながらその感覚が結婚生活の中にも持ち込まれる。更にいうと、金目当てで先進国の人と結婚すると明言する人も多い。配偶者だけでなく、友人や家族ぐるみで結婚相手をだますし、依存してくる。これが、私より前の世代に結婚された方たちとの違いだ。
結婚や家庭内に、国籍も国別のGDPの違いも関係はなく、基本的に対等でなければ、結婚生活は成立しない。現在は経済的にも男女の差はなくなってきた。結婚相手が被援助国の人であったとしても、生活費、家賃、結婚資金、子供の学費や養育費を全て半分負担する経済力がないのであれば、その人との結婚は止めておいた方が良い。前述の理由に加え、更に依存心が増し、まともな結婚生活を持続できる訳がないと思うからだ。