今回、日本で観た映画の感想です。
『三人吉三』
歌舞伎の舞台を撮影して、劇場映画にしたものです。恰好良かった、恰好良かった、本当に皆恰好良くて、惚れ惚れしました。歌舞伎なぞまともに見たことのない私ですが、十分楽しめました。もっと説明的な部分を削除して、説明が必要そうなとことは字幕にして、カメラの台数も増やしたら、更に面白い作品が作れるのではと思いました。しかし、あの歌舞伎特有の台詞回しが絶妙でしびれました。七五七とか奇数で話すと、ああなるのでしょうか。とにかく、何をとっても恰好良かったです。
蛇足:チケットを買う時に、「サンニンサンキチ・ヲ・イチマイ・クダサイ」と言いました。観客は、やはり年上の女性が多く、反面、高校生くらいでかなり歌舞伎に詳しそうな会話をする人もいて驚きました。
『愛を積むひと』
佐藤浩市、樋口可南子、派手な芝居はないものの、あの表現力。この二人が本当に良かったです。病院から退院して、家に帰る時、真実を言わない樋口可南子の表情、手紙を見付けた時の佐藤浩市の芝居が印象に残りました。手紙の出て来るタイミングが、有り得ない感じなのですが、とにかく映画の王道をいっていて、そんなことはどうでも良いと思わせるくらいの完成度でした。何度ももらい泣きしそうでした。
蛇足:この映画の誤った前情報を持っていて、樋口可南子が介護の仕事で社会復帰を言い出して、佐藤浩市がそれに反対するのかとばかり思っていたのですが、あっさり樋口可南子が死んでしまい拍子抜けしました。
『アリのままでいたい』
昆虫の映画ということで観に行きましたが、やはりこの手の映像はNHKのお家芸なのだなと実感しました。『ダーウィンが来た!』や『ワイルドライフ』の方が、数段レベルが高いと思いました。