ウガンダ国勢調査2014年 人口編

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今頃かという感じがしましたが、2014年に行われたウガンダの国勢調査の結果が新聞に掲載されていたので、何回かに分けて取り上げてみようと思います。

初回は、人口編。

1.人口
2014年のウガンダの人口は、3460万人。2002年から1千万人増えたとあります。なんと、12年間で人口が1.4倍になっています。にわかに信じられない増加率ですが、人口が増えても、土地の面積は増えない中、食糧問題が起きていないのは、ウガンダの農業という経済基盤の強さが支えているのでしょう。

2.社会の大きさ
1911年の人口は、240万人ほどとなっていますが、これが1894年に保護領になってから15年ほど後の統計で、この数字の信ぴょう性は不確かなものながら、当時も現在と同様にガンダ族がウガンダの人口の1割だとすると、ウガンダ最大であったガンダ王国は24万人ほどの規模となり、社会の熟成度はさておき、これが本当の意味でアフリカ人が自分たちで統治した最大の社会でした。それに対し、現在の大統領はその140倍ほどの大きさの社会を統治している訳ですが、たかが100年で統治力が飛躍的に成長することは現実的ではないことを考えると、アフリカの現状を理解できるように思います。

3.都市人口
*人口が急増した都市、2014年/2002年/1991年の順
ムコノ 16万/4万/7千 カンパラから30分ほどの町。カンパラのベッドタウンとしての人口増加でしょうか。
グル 15万/12万/4万 ウガンダ北部最大の都市。人口の増加というよりは、1997年に内戦のゲリラ活動が終わり帰還したのが増加の理由でしょう。
ホイマ 10万/3万/4千 アルバート湖の南岸にある石油精製工場建設予定のある町。まさにオイルマネーの影響と考えられます。
ムベンデ 10万/1.6万/9千 カンパラから200キロほどの町。急増の理由がぱっと思いつかないのですが、もの凄い率で増えています。
*さほど増えていない都市、2014年/2002年/1991年の順
カンパラ 150万/119万/77万 首都カンパラ。他の地方都市と比較して増加率が低いのは、農村や地方都市を支える農業の基盤があるが故に、首都に流れ込む必要性が低いということでしょう。
*ジンジャ 7.6万/7.1万/5.4万 ナイルの源流の町。国全体のそれよりも、増加率が低い不思議な町ですね。
*エンテベ 7万/5.5万/4万 国際空港のある町。面積が狭い町なので、物理的に増えようがないのでしょう。

4.年齢比率(人口ピラミッド)
0-14歳 47.9%、15-64歳 49.2歳、65歳以上 2.7%
因みに、未成年の0-20歳は60.6%、就労年齢と考えられる20-64歳は37.8%、就学年齢を大雑把に5-14歳とすると30.2%です。扶養家族が多過ぎますし、この調子で増え続けると人口問題で大変なことになること間違いありません。子沢山、大家族を良しとする文化なので、政治家が人口増加の抑制を訴えたら、あっさりと選挙で負けてしまう可能性も高く、当面政府は手を打つことはないのかもしれません。

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